サイドウォールとはタイヤの側面のことでホイールと同じ面のタイヤの部分を指します。
サイドウォールはタイヤの中で最も大きく変形する部分ですごく重要な部分です。
こちらのサイドウォールには大きく分けて3つの役割があるので紹介します。
・走行中にサイドウォールが縦にたわむことで凹凸した路面を走った際の衝撃を吸収します。
・サイドウォールが横にたわむことでコーナリング時の横方向にかかる力(遠心力)を吸収しまします。
・カーカスと呼ばれるワイヤーでできたタイヤの骨組みを保護する役目とタイヤの形作りを行なっています。
他にもタイヤのサイズやスリップサインが印字されているのもサイドウォールです。
この記事ではタイヤトラブルの一つであるサイドウォール(側壁)に傷が入る原因と傷が入った時の危険性、タイヤのサイドウォールに浅い傷が入った場合修理が可能かどうかを紹介していきます。
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サイドウォールに傷がつく原因
サイドウォールにギズがつく原因はいくつかありますので紹介します。
縁石に擦ってしまう
路肩駐車をする際に縁石に擦ってしまったり大きめの段差に気づかずに段差に乗り上げた際に擦ってしまうことがあります。
特に後ろのタイヤは内輪差で擦ってしまうことが多いので注意しましょう。
経年劣化
こちらは傷ではないですが、タイヤはゴムでできているので、買ってすぐの頃にはしなやかさが残っていますが、年数が経つごとにゴムが硬化しだんだんとひび割れてきます。
サイドウォールに傷がついたまま放置すると
サイドウォールは他のタイヤの部分に比べて薄く衝撃に弱いと言われており、高速走行を続けるとタイヤに負荷がかかり、サイドウォールの傷やタイヤのヒビ割れをきっかけにタイヤがバーストする危険があります。
他にも長年入っているタイヤは硬化しているため、高速走行時のタイヤのたわみに耐えきれずにバーストを起こすこともあるので、こまめにタイヤの状態を点検しましょう。
もし傷やヒビを見つけたら修理業者に依頼したいところですが、安全の観点から修理を受け付けていないところも多く、交換を推奨されることがほとんどのようです。
またタイヤの劣化によるひび割れに関しても、修理ではなく交換を推奨されることが多いです。
また、傷やヒビが増え過ぎると車検にも通らなくなってしまいます。
すぐにタイヤがバーストに繋がるわけではありませんが放置し過ぎるのも危険なので、最寄りのタイヤ用品店や、カー用品店に相談しましょう。
タイヤのサイドウォールの浅い傷は修理が可能?
傷の大きさや深さによりますが稀に修理を行ってくれる業者もあります。
修理方法は焼き付け修理と言って、傷に新たなゴムを流し込み熱をかけてタイヤと一体化させるといった内容で、特殊な機材や技術が必要で、修理できる傷の大きさも限られているのであまり一般的ではありません。
また、ホームセンターやカー用品店、ネット通販ではサイドウォールの補修剤が売っていますが素人では、応急処置はかえって危険になることがあるため早急にタイヤを買い換えるか、状態がいまいちわからない場合にはタイヤ用品店やカー用品店に相談しましょう。
タイヤのサイドウォール浅い傷なら修理できる?【まとめ】
今回はタイヤのサイドウォールの浅い傷について修理が可能かどうかを紹介しました。
運転前の点検は運転手の責務です。
走行前(高速道路に乗るときは特に)必ずタイヤの状態をチェックしてから運転するよう心がけ、異常があった場合には放置せずにプロの方に見てもらいましょう。
サイドウォールの傷は素人が治すのは難しく、高速走行時のタイヤのバーストに直結してしまうため、傷やヒビを見つけた際には、高速道路の走行は避けなるべく早く最寄りのタイヤ用品店や専門業者に相談してみましょう。