今回の記事では、エンジンオイルを交換した際にでる廃油処理に関することを紹介していきます。
エンジンオイルを固める際に100均で売っているような廃油処理剤を使っても良いのでしょうか?
もともとは天ぷらや揚げ物等調理用の油の廃油処理をするための商品ですが、油という点では共通しているので使えるのではないかと考えてしまいますよね。
廃油は排水口にも流せず処理に困る方も多いかと思います。そこで適切な処理方法と安上がりな方法を紹介します。
Contents
エンジンオイルを固める時100均の廃油処理剤使用はOK?
食用の油を固めるテンプルと呼ばれるものは、一般的にはエンジンオイルが固まらないとされています。
それは何故かをひとつづつ解説していきます。
エンジンオイルの量
一般家庭で揚げ物をする際に使用する油の量はご存知でしょうか?
一度の揚げ物に使用する量は約800ml多くても倍の1600mlというのが一般的な使用量です。
ではエンジンオイルの交換で出る廃油の量は、普通車で約4L使われます。
この量の差があると食用油を固めるためのものだとキャパオーバーになってしまうため、固まらないという意見が多いです。
エンジンオイルの温度
エンジンオイルの温度は走行直後でも80℃程度ですが、食用油で揚げ物をする際は最低でも160℃最高だと200℃まで上がります。
食用油を固める凝固剤はこの限りではないですが、80℃以上で固まる性質であるものが多く、エンジンオイルの油温では走行直後に抜いてもギリギリなので固まらないことが多いです。
吸い取るタイプの油処理剤
こちらは油を注ぐと油を吸い取りそのまま燃えるゴミに出せるというものです。
このタイプだと凝固剤のように温度に関係なく使用できますが吸収できる量に問題があります。
100均で売られているものだと1つ120mlまで吸収できるものが10個入りで販売されていますが、この商品だと4つ買わなければエンジンオイルを全て吸収できません
なのでコストパフォーマンス的には、エンジンオイル用の廃油処理剤を使用した方がお得です。
安くエンジンオイルを処理するには
ここまででエンジンオイルの処理を100均のもので代用するのはコストパフォーマンス的にはあまりお勧めできない形になってしまいましたが、他にもいくつか廃油を処理する方法を紹介したいと思います。
最寄りのカー用品店やガソリンスタンドにお願いする
こちらの方法は、カー用品店やガソリンスタンドに直接連絡し廃油の処理を行っている確認しもしも行っていれば無料処理できる事が多いそうですので確認して見る価値はあると思います。
自動車用の廃油処理剤を使う
こちらを出してしまうと元も子もないですがやはり自動車ようで出している分安心して処理出来るかと思います。
しかし自治体では燃えるゴミで出せないところもあるみたいなので注意が必要です。
知人に頼む
これは実際に私も使ったことがありますが、自動車整備工場で働いている知人や、廃油が出るような職種の方がいればその方に頼んで捨ててもらうという方法もあります。
廃油処理剤をどうしても手に入れられない時の対処方法
いざオイル交換が終わり廃油を処理しようとしたら捨てるすべがどうしてもないとなった時に使える対処方法をいくつか紹介します。
トイレットペーパーを使う
こちらの方法は新品のトイレットペーパーを丸ごと廃油の受け皿の中にいれて吸わせるという方法です。
少しもったいない気もしますが背に腹は代えられませんよね
新聞紙やシュレッダーのゴミを使用する
こちらは2重にしたビーニール袋に新聞紙やシュレッダーのゴミを入れ廃油を吸わせるという方法です。
シュレッダーのゴミはあまり手に入らなさそうですが、新聞紙ならご家庭にもあると思うので使える方法かと思います。
エンジンオイルを固める時100均の廃油処理剤使用はOK?【まとめ】
今回はエンジンオイルを固める時100均の廃油処理剤使用はOKなのか、また具体的な廃油の処理方法を紹介しました。
エンジンオイルを処理するには、お金がかかる場合もありますがその辺に捨てるようなことだけは避けましょう。
環境汚染に繋がったり近隣住民の方に迷惑を掛ける可能性があります。
また燃えるゴミに捨てる際にも各自治体によっては捨てられない自治体もあるようなので事前に確認してから捨てるようにしてください。