みなさんも大好きなFRスポーツカーシルビアS15。
シルビアS15にも他の車と同じようにグレードが存在しております。
大きく分けるとスペックR、スペックSの2タイプがあります。
相場を見るとスペックRの方が高いけど、スペックSでもいいような気も・・・?
そんな疑問が生まれてくると思います。
そこで今回は、スペックRとスペックSの大きな違いの部分を解説します。
Contents
シルビアS15のスペックRとスペックSの違い
それでは早速違いを見ていきましょう。
ここではMT車で比較します。
*エンジンとパワー
どちらも2.0リッター直列4気筒のエンジンSR20を搭載しております。
エンジンとパワーについてが、スペックRとスペックSの一番の違いでしょう。
・スペックR-SR20DET
末尾にTが付くターボチャージャー付きエンジンです。
最大トルク:28.0kgf・m/4,800rpm
・スペックS-SR20DE
自然吸気エンジンです。
最大トルク:19.6kgf・m/4,800rpm
こうしてみると、スペックRとスペックSで大きくパワーが違いますよね。
これだけ差があると加速感には大きく違いがあります。
筆者はスペックR乗りでしたが、さすがにパワーがすごかったです。
軽いブーストアップだけでも、リヤタイヤがよくホイルスピンしていました。
対してスペックSは165PSしかパワーがないため非力感は否めないでしょう。
言い方は悪いですが、ファミリーカーに毛が生えた程度です。
ちなみにDEやDETは、
・E:電子制御式燃料噴射
・T:ターボチャージャー装着
という意味です。
GT-RはDETTですが、こちらはターボチャージャーが2基装着されています。
各社エンジン型式の命名規則が違うのですが、調べると大変面白いですよ!
*トランスミッション
スペックRとスペックSではトランスミッションにも違いがあります。
6速マニュアルトランスミッション(以下6速MT)
・スペックS
5速マニュアルトランスミッション(以下5速MT)
ふたつを比べると5速MTよりも6速MTのスペックRの方がスポーティーさを感じますよね!
ですが、ここに落とし穴が・・・!
シルビアS15スペックRの6速MTは耐久性が低いのです。
パワーアップチューニングを行うとミッションブローを起こすことが。
その為チューニングの際は他車種のミッションを流用します。
普通に乗る分には全く問題ないのですけど!
*ボディ
スペックRはスペックSよりもパワーがある分、ボディ剛性向上のパーツが装着されています。
ターボチャージャー等、補機分の重量もありますがカタログ上でなんと50kgの差があります。
そのうちのいくらかは補強分の重量となるわけです。
ただし、スペックRの剛性は場合によっては過剰ともいわれています。
スペックSの剛性でも全く問題はありません。
*フロントブレーキキャリパー
スペックRは対向4POTキャリパーです。
スペックSは片押し1POTキャリパーです。
ブレーキキャリパーに関しては、対向型の方が片押し型よりも良い性能です。
重量が重かったり、コストが高かったりしますが、高性能車は全て対向型を使用します。
またPOT(ブレーキパッドを押すピストン)数が多いほどブレーキパッドに均一な力を加える事ができます。
スペックRはパワーがある分きちんとブレーキも強化されているわけですね。
どちらのタイプがオススメ?
シルビアS15の楽しみ方はたくさんあるので、スペックRでもスペックSでも良いと思います。
ですが、筆者はスペックRを推したい!むしろ一択です!!
手軽なチューニングでも怒涛のパワーを出してくれますし、タービン回転音は聞いていると脳にいけない物質が分泌されてきます。
シルビアs15のスペックrとスペックsの違いとは?【まとめ】
今回はシルビアS15のスペックRとスペックSの大きな違いについて説明しました。
スペックSだからといってダメではありません。
ご自身にあったシルビアをお選びいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。