2019年で生産を終了したマークX。現在は中古車でしか手に入りませんが、比較的流通数も多く、手頃な価格で入手できるミドルクラスセダンとして人気です。
手頃な価格で入手できる一方で、「手頃な価格なりに壊れやすいのかもしれない」心配される方も多いと思います。
本記事では、通勤・買い物・レジャーとまだまだ現役で頑張ってくれている筆者のマークX(平成24年式:走行距離12万キロ)での経験も交えながら述べたいと思います。
Contents
マークXは壊れやすい?頑丈??
結論から言うとマークXは車としては頑丈な方と言えるでしょう。ある程度売れた車ですので口コミも比較的多いほうですが、
「深刻な故障が多くて困った」
「故障が多いので乗り換えることした」
という書き込みはほとんどみられません。
車種によっては検索で「車種 故障」と入力しただけでいろいろな故障箇所がヒットするものもあります。
マークXの場合は同じように検索してもごく限られたものしかヒットせず、あったとしても消耗品の交換によるものがほとんどです。
故障が多くて乗り換えたという書き込みはあまりみられません。消耗品の交換はマークXに限らず、どんな車でも年数が経過すれば必ず行う時がきます。
次項では、マークXで比較的発生しやすいと言われる故障について述べます。
マークxの比較的故障しやすい場所と修理費用は?
マークXで故障が多いと言われる箇所は限定的であるものの、以下のようなものがあると言われています。
ショック抜け
ショックアブソーバーのオイルが劣化あるいは漏れることで、ショックとしての性能が著しく低下することです。
路面の凹凸を乗り越えた時などに異音が生じたり、徐々に乗り心地が悪くなってきたりして気が付くことが多いと思います。
そのショック抜けが早い、という口コミが見受けられましたが、筆者の所有する12万キロマークXではオイル滲みなどはなく、ショック抜けの症状はいまだにありません。
過去に所有した三菱やマツダの車のほうがよほどショック抜けが早く、いずれも10万キロを前にして症状が出始めました。
修理する場合は、基本的にはASSY交換になります。
※参考
・工賃10000円前後(店舗によって変動多)
エアコン不調
エアコンの不調はフィルター交換など数千円で済むものから、ブロアモーター交換の数万円、コンプレッサー関連の交換は数10万円にものぼってしまいます。
原因によってかかる費用が大きく変動するのが特徴ですが、これはマークXだけがそうなのではありません。
特に120系、初代のマークXを検討されている方は、生産から年数がかなり経過しているので、壊れやすい可能性があります。
経年劣化による部品交換はある程度想定しておいたほうが良いと思います。
パワステ故障
電動パワステが故障し、走行中にハンドルがロックあるいは急に重くなったという事例が報告されています。
ですがそのほとんどが120系での報告です。120系の販売期間は2004年〜2009年ですから、一番新しい年式のものでも既に12年が経過しています。
最も古いものでは17年前の車ですから、電装系のトラブルはマークXに限った話ではないのではないでしょうか。
※参考
・パワステ関連の部品交換 5〜8万円(工賃含む)
マフラーから黒煙?
エンジンに発生にするスラッジが原因です。
特に2500cc、4GR-FSEを搭載するモデルで多いという報告もありますが、これもマークXに限った話ではなく、当時設計された直噴エンジンの多くは発生しやすかったと言えます。
予防としてはオイル管理をしっかり行い、チョイ乗りを避けるしかありません。
しかし、中古で購入する場合は前オーナーがどのような使い方をしていたのかがわからないため、特にマークXの場合はオイル管理が適切に行われていたとわかる個体を選んだほうよさそうです。
マークXは壊れやすい?【まとめ】
今回はマークXが壊れやすいのか、またよくある故障について述べました。
マークXは他の車と比べて特別壊れやすい車というわけではありません。
筆者のマークXも上にあげたような故障は12万キロ走った現在でも経験していません。
ただし、120系などは販売終了から年数がかなり経過しているので、年数なりの故障と消耗品の交換は考えておいたほうが良いと思います。
どんな車でも故障のリスクはありますが、少しでもリスクを避けたい方は130系マークXで高年式、低走行のものを選びましょう。
今は中古車でも店舗によっては1〜3年程度の保証をつけている店もあるので、保証の有無も考慮してはいかがでしょうか。