スバルのインプレッサは今から30年以上前の1992年11月に初代コンパクトセダン、ショートワゴンが登場しました。
それからモデルチェンジしながら、2023年8月現在のインプレッサは、ハッチバックだけとなり水平対向4気筒2.0Ⅼか2.0Le₋BOXERでそれぞれ4WDかFFのモデルが選べます。
それでは、現在のインプレッサの最低地上高について解説していきます。
インプレッサの最低地上高は低い?
インプレッサの最低地上高は、130mmとなっています。
一般的な乗用車の最低地上高は150mm前後で、軽を含むSUV車は160mm~200mm以上です。
一般的な乗用車の最低地上高と比べると低いです。
インプレッサは、水平対向エンジンを採用しており、これによる低重心と低めに設定された最低地上高により優れた走行安定性を実現しています。
さらに、インプレッサの四輪駆動が、重量を増加させているものの悪路での走行性能を高めます。
ですから、インプレッサの最低地上高が低いことによる走行安定性への効果が理解できます。
インプレッサの最低地上高を上げる?
2010年に3代目インプレッサの1グレードとして追加されたインプレッサXVがありました。
4WDだけではなくFFモデルも存在し、街乗りSUVという印象のインプレッサでした。
しかし、最低地上高はインプレッサと変わらなかったためSUVとしては不評で販売期間も1年少々で終了しました。
そこで2012年に登場した2代目からスバルXVという独立した車種となり、インプレッサをベースにしながらも、最低地上高は200mmを確保しSUVとしての実力アップが図られました。
このXVは、適度なサイズ感、センスのいい外観、洒落たカラーリング、そしてハイブリッドも追加されて大成功を収めました。
そのXVが、海外と同じクロストレックへと車名が変更されフルモデルチェンジされ2023年8月現在クロストレックとして販売されています。
クロストレックの最低地上高も200mm確保しています。
インプレッサの最低地上高をわざわざ上げるとなると、費用もかかりますし場合によっては車検が通らなくなる可能性も出てきます。
ですから、最低地上高にこだわるのであれば、XVやクロストレックに買い替えることも検討してみてください。
インプレッサの最低地上高は雪道だいじょうぶ?
雪道に適した条件で大事なのが、最低地上高の確保です。
インプレッサの最低地上高は130mmなので、雪道で車体の底が雪でつかえてしまって車輪が浮いてしまう亀の子になる可能性は高いです。
路面のわだちなどを考えると、雪道では最低地上高が150mm以上必要になってきます。
あまり積雪のない地域であればインプレッサの最低地上高のままでも大丈夫です。
ただし、雪道だけでなく、最近の異常気象による豪雨での道路の冠水などを考えれば車の最低地上高150mm以上は確保したいです。
ですから、インプレッサを最低地上高の150mm以上のSUVなどに買い替えるということも必要なのかもわかりません。
また、大型SUVに買い替えたい人もいると思いますが、車重が重たくなるので雪道での取り扱いが難しくなりますので、よく検討してください。
インプレッサの最低地上高【まとめ】
インプレッサの最低地上高について解説してきました。
インプレッサの最低地上高は130mmなので、雪道では、やはり最低地上高は150mmを確保したいです。
本来、インプレッサは、水平対向エンジンを採用して、これによる低重心と低めに設定された最低地上高により優れた走行安定性を実現してきた車です。
さらに、インプレッサの四輪駆動が、重量を増加させているものの悪路での走行性能を高めます。
そうしたインプレッサの走行安定性などを犠牲にして最低地上高を上げるという方法は、費用もかかりますし場合によっては車検が通らなくなる可能性も出てきます。
スバリストであれば、最低地上高も200mmを確保しているXVやクロストレックに買い替えることをおすすめします。