みなさんフィットにはメンテナンスモードと言う機能があるのをご存じですか?
フィットのメンテナンスモードは、車のトラブルシューティングや診断に不可欠な機能です。
しかし、その使い方や解除方法については、多くのドライバーが何の為にあるのかよく分かりませんよね?
この記事では、フィットのメンテナンスモードの概要と使用方法について、3つの項目から解説していきます。
Contents
フィットのメンテナンスモード徹底解説3選!
*メンテナンスモードって何?
「メンテナンスモードって、一体何なの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
一言で言えば「健康診断」をするための特別なモードです。
メンテナンスモードって実はハイブリッド車であればほとんどの車についてるモードなんです。
もちろんフィットも例外ではありません。
ハイブリッドと言うのは車の動力源としてエンジンの力と電気の力を使う事により、低燃費性能を飛躍的に上げる事が出来るシステムです。
エンジンで走る時と電気モーターで走る時があるんですよね。
例えばモーター走行モードでエンジンが動いていない時、エンジンの点検はどうやってすれば良いでしょうか?
そう!「メンテナンスモードを使うんです。」
メンテナンスモードを使えばモーター走行状態にならず、ずっとエンジンが動いてる状態を作る事ができるんですよ。
むしろメンテナンスモードを使わないでハイブリッド車の点検整備をするのは、急にエンジンが掛かる事があるので非常に危険です。
下手したら大けがを負う事にもなりかねませんからね。
以下の項目でフィットのメンテナンスモードのやり方について解説しますので参考にして下さい。
*フィットのメンテナンスモードのやり方と解除方法!
フィットのメンテナンスモードへ移行するには隠しコマンドを使います。
なんか昔のテレビゲームみたいですね(笑)
全然難しくないので安心してください!
手順
②シフトレバーはPの状態でアクセルペダルを2回奥まで踏み込んでペダルから足を離してください。
③今度はブレーキペダルを踏みながらシフトレバーをNに切り替えて同じくアクセルペダルを2回踏み込んで離して下さい。
(③~⑤まで左足でブレーキペダルは踏みっぱなしで大丈夫です。)
④またシフトレバーをPに戻しアクセルペダルを2回踏み込んで離してください。
⑤いつものようにエンジンを掛ける。
ここでメーター内のディスプレイにメンテナンスモード(英語)が表示されれば成功です。
エンジンはずっと動いたままになります。
ちなみに解除方法は普通にエンジンを切れば解除されます。
簡単ですね!
ちなみにこのモードのやり方は3代目と4代目フィットとなります。
2代目フィットハイブリッドではメンテナンスモードはありません。
隠しコマンドは無いという事になります(笑)
2代目の場合はシフトレバーのS(スポーツモード)ボタンを押せばエンジンが動いたままになるので実質、メンテナンスモードと同じ状態になるんです。
*フィットのメンテナンスモードでの注意点!
前述の通りメンテナンスモードは「健康診断」をするための特別なモードです。
このメンテナンスモードはあくまで自動車整備士が使う前提となっております。
例えば「エンジンから何か変な音がする!」という症状があった場合、整備士は先ずどんな音かを確認します。
その後発生源の特定をするために色んな診断を進めていくのです。
このような診断を行う時はエンジンが動いてないと確認出来ないですよね?
その為のモードなので、使う際は自己責任となります。
万が一、メンテナンスモードのまま解除を忘れて走行したりすると車を壊してしまう可能性も十分ありますので注意が必要です!!
フィットのメンテナンスモードのやり方【まとめ】
というわけで、フィットのメンテナンスモードについて色々と見てきました。
メンテナンスモードは、フィットの「健康診断」をするための大切な機能です。
メンテナンスモードの操作方法は、ちょっとした隠しコマンドのようで、少しワクワクしますね(笑)
ただし、このモードは本来整備士が使うものですので、自己責任で使うことが大切です。
フィットに問題を感じたら、まずはこのメンテナンスモードでチェックしてみるのも良いでしょうが、一番はプロの自動車整備士に診てもらうのが安心ですね!
最後に、メンテナンスモードを使う時は、使い終わったらちゃんと解除することを忘れずに!
最後まで目を通していただきありがとうございます。