フィットのエアコン効かない原因とは。自己診断と対策を紹介!

これから夏本番を迎えますね。

フィットのメンテナンスはしっかりされていますでしょうか?

本格的に暑くなる季節に入っていきますが、エアコンの効きが悪いと快適に過ごせずせっかくのドライブが台無しになりますよね。

フィットのエアコン効かない主な原因として4つあげられます。

・コンプレッサー(圧縮器)が故障している
・エアコンガスが減ってしまっている
・エアコンフィルターが汚れて目詰まりをおこしている
・エバポレーター(熱交換器)が汚れてしまっている

この記事ではフィットのエアコン効かない原因を、自己診断を交えながら対策の仕方を紹介していきます。

最後までお付き合い頂けると幸いです。

フィットのエアコンの仕組み

フィットのエアコンの仕組みを簡単に例えますと、キンキンに冷えた氷の手前からうちわで仰ぎ涼しい風を前方に届けるという感じです。

ここでいう氷は気化熱で冷やされたエアコンガスのことをさします。

そしてうちわはファンのことをさし、空気を車内に取り入れて冷やされたエアコンガスをファンで送り込むことで車内全体を冷やします。

フィットのエアコンの空気の流れを説明します。

①内気または外気を車中に取り入れる
②空気がエアフィルターを通り濾過される
③エアコンガスと空気をコンプレッサー(圧縮器)で圧縮する
④圧縮された空気をファンで車内へ循環させる
⑤エバポレーター(熱交換器)で冷たい空気に換え車内を冷やす

フィットのエアコンの仕組みは以上となります。

ではフィットのエアコン効かない原因を見ていきましょう。

フィットのエアコン効かない原因

*コンプレッサー(圧縮器)が故障している

エアコンの仕組みで触れましたが、エアコンガスが圧縮され循環する事で冷たい空気が車内全体を冷やします。

圧縮する役割りであるコンプレッサーが故障するとエアコンガスが循環できず冷たい空気が回っていきません。

・コンプレッサーの自己診断と対策

コンプレッサーの調子が悪かったり故障している場合の診断の仕方があります。

フィットのエアコンスイッチをオンにした際に「ジージー」、「ジジジッ」などの雑音が入るとコンプレッサーに何か異変があるということになります。

この雑音を聞いたら早めに交換をした方がいいでしょう。

コンプレッサーの交換には2パターンあります。

1つめはゴミ詰まりや汚れなどで調子が悪い場合は、取り外した後に掃除し洗浄を加えて再度取り付けることで改善することができます。

雑音を放置しエアコンの効きが悪い状態を放置するとコンプレッサーが完全に故障してしまう場合があります。

その場合は2つめとして新しいコンプレッサーと交換になります。

1つめの再利用の場合は工賃込みで相場10万円を切ります。

2つめの新しいコンプレッサーと交換の場合は工賃込みで相場10万~15万円となります。

*エアコンガスが減ってしまっている

フィットのエアコンは家庭用エアコンと同様、気密性が高くエアコンガスが外に漏れ出ることは滅多にないです。

経年劣化は例外で、エアコンガスを通しているガス管のつなぎ目を固定しているゴムが壊れてしまうとエアコンガスが少量ずつ漏れ出てしまいます。

時間とともにエアコンガスがなくなってしまい冷たい空気を作り出せなくなり、フィットのエアコン効かない原因となります。

・エアコンガスの自己診断と対策
エアコンガスの残量確認はボンネットを開けてサイトグラスと呼ばれるのぞき窓を目視で確認します。

エアコンをつけた状態でサイトグラス内の気泡が時々見える場合は残量は問題ありません。
気泡が次々と見える場合はエアコンガスの残量が減っている状態ですのでガスの補充が必要になります。

工賃込みのエアコンガス交換の相場は4000円ほどになります。

*エアコンフィルターが汚れて目詰まりをおこしている

家庭用エアコンと同じくエアコンフィルターが目詰まりをおこすとフィットのエアコン効かない原因となります。

・エアコンフィルターの自己診断と対策
フィットのエアコンフィルターが目詰まりをおこすと、異臭やカビ臭さなどエアコンをつけているときのにおいが診断基準となります。

ご自身でエアコンフィルターを取り外し洗浄し再度取り付ける事が可能ですが、洗浄の際にフィルターの目にばらつきが生じ、充分な性能を発揮できなくなる可能性があります。

以上のことよりカーディーラーや整備工場での新品交換をおすすめします。

フィットのエアコンフィルター工賃込み交換の相場は5000円ほどになります。

*エバポレーター(熱交換器)が汚れてしまっている

エバポレーターは汚れることで機能を発揮できず空気を冷やすことが出来なくなり、フィットのエアコン効かない原因となります。

・エバポレーターの自己診断と対策
エバポレーターが汚れてくると、冷やす際に結露した水分が汚れによって付着状態が続きそこに雑菌が発生します。

その雑菌からくる異臭が診断材料となります。

異臭はエアコンフィルターと診断基準が似ていることもあり、フィットのエバポレーターの状態をご自身で診断するのはなかなか難しく、プロの目で点検してもらい汚れているか診断してもらうことをおすすめします。

実際に汚れていた場合取り外し洗浄し、また取り付けるという順番になります。

フィットのエバポレーター洗浄の工賃込み相場は6000円~10000円です。

フィットのエアコンが効かない原因と対策【まとめ】

フィットのエアコン効かない原因として4つあげました。

・コンプレッサー(圧縮器)が故障している
・エアコンガスが減ってしまっている
・エアコンフィルターが汚れて目詰まりをおこしている
・エバポレーター(熱交換器)が汚れてしまっている

いずれも自己診断でなるべく早く異変に気付くことが大切です。

完全に壊れてしまう前の診断で工賃にも差が出ますので、フィットのエアコンが最近ききづらくなったなと感じられた時は、この4つを参考にして頂ければと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

PAGE TOP