シルビアS13 S14 S15の違いとは?今でも人気車種の3モデルを徹底比較!

デートカーから走り屋の定番カーとして変貌を遂げた事で有名なシルビア。

そんなシルビアには7つのモデルが存在します。

今回はその中でも特に有名なS13、S14、S15の違いを簡単に解説します。

愛の伝道師だったS13、不人気モデルの烙印を押されたS14、時代の波にのまれたS15。

比較すると全く違う物語が見えてきます。

彼らは一体どんな車だったのでしょうか?

また、最後にオススメモデルについてもお話しします。

シルビアS13、S14、S15の違いとは?!

*愛の伝道師だったS13

1988年5月に販売が開始されました。

販売台数が約30万台と歴代で一番売れたモデルです。

美しいデザインのおしゃれなデートカーとして誕生し、数々の恋愛物語を生みました。

そうなのです。実は、本来はスポーツ走行を全く想定していませんでした。

ここがS14、S15との大きな違いですね。

そんなS13には転機が訪れます。

高い動力性能、素直なハンドリングのFR、手ごろな価格設定などの理由から走り屋達に目を付けられてしまうのです。

S13は想定されていたデートでの使用ではなく、お門違いの峠やサーキット走行で使われるようになりました。

特にドリフト走行での利用は皆さんもよくお聞きしますよね。

気が付けば、S13からは愛のささやきではなく、タイヤの悲鳴が聞こえるようになってしまったのです。

S13は愛の伝道師からドリフトの伝道師へ転職してしまいました。

*不人気モデルの烙印を押されたS14

販売は1993年10月開始です。

S13とは違い、ずんぐりむっくり丸みを帯びた可愛らしいデザインで誕生しました。

また、3ナンバーサイズの大きなボディもS13、S15との大きな違いの一つです。

ただ、大柄になった事でスポーツ性能が悪くなったと感じられてしまいました。

丸みを帯びたデザインも相まって、評価はあまり良くなかったようです。

1996年6月のマイナーチェンジにより、吊り目ヘッドライトなど全体的にシャープな見た目へ変更をしましたが、リア周りとの整合性がとれず不発。

販売台数は10万台以下へ減少し、不人気モデルの烙印を押されました。

戦闘力については、馬力とボディ剛性の向上、ホイールベースとトレッド幅の拡大など確実に向上しています。

性能は良くなったのに、デザインが受け入れられなかったために人気が出なかった不遇なモデルと言えるでしょう。

*時代の波にのまれたS15

1999年1月に販売が開始されました。

ボディにさらなる補強を行ったことや、不評だったボディをシェイプアップ。

さらに5ナンバー車へ回帰したことで人気をとり戻しました。

1999年に販売を開始した車とは思えない優れたデザインも人気を後押しした事でしょう。

ターボモデルの[spec.R]では250馬力と6速マニュアルトランスミッションを獲得し、最終モデルにふさわしい究極進化を遂げています。

S14と違い、デザインも性能も受け入れられ、順風満帆かと思われたS15。

なんと平成12年度排ガス規制を受け4年足らずで販売を終了してしまいます。

その為、販売台数は不人気と言われたS14よりも少なく5万台すら達していません。

排ガス規制の他にもクーペ人気の衰退もあったわけなのですが、FRスポーツカーの頂点ともいえるS15が時代の波にのまれてしまったのは悲しいですよね。

オススメのシルビアは?!

オススメするシルビアはS15です!

最終モデルだけあって完成度が抜群に良く、アフターパーツも豊富です。

しかし価格の高騰が激しく、修復歴なしの程度の良い個体を購入しようとするならば、500万円以上を想定したほうが良いでしょう。

余談ですが、筆者は2010年に総走行5万キロ弱のS15を60万円で友人に売却しました。

今思うと何ともったいないことをしたのかと後悔しております(涙。

シルビアs13、s14、s15の違いとは?【まとめ】

愛の伝道師だったS13、不人気モデルの烙印を押されたS14、時代の波にのまれたS15。

オススメとしてはS15をあげましたが、皆さんはどのシルビアがお好きでしょうか?

今回は簡単にS13、S14、S15シルビアの違いについて解説しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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