スバルのインプレッサは今から30年以上前の1992年11月に初代コンパクトセダン、ショートワゴンが登場して以降2代目、3代目が登場してきました。
2011年12月にフルモデルチェンジで4代目が登場し、ハッチバック(インプレッサスポーツ)とセダン(インプレッサG4) の2モデルとなり、アイサイトも初めて採用されました。
それまで設定していたWRX、WRX-STIは、独自のモデルとして展開していくことになりました。
2016年10月にスバルグローバルプラットフォームという新開発のシャシーが導入された5代目のセダンのインプレッサG4とハッチバックのインプレッサスポーツが登場しました。
2023年4月に6代目インプレッサが登場しハッチバックだけとなり名称もインプレッサスポーツからインプレッサに改名されました。
ここでは、インプレッサの乗り心地が悪いといわれる原因などを解説していきます。
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インプレッサの乗り心地が悪い初代~3代目の原因と改善方法について
インプレッサの初代から3代目までは、モータースポーツを意識した車づくりでさらに高性能なWRXやWRX-STI も設定されていました。
インプレッサの初代は、WRC(世界ラリー選手権)に参戦し1995年にドライバーズ、マニュフアクチャラーズのタイトルを獲得しモータースポーツの世界で華々しい戦績を残しました。
ですから、インプレッサの初代は、足回りも固められていて、一般的な普通車より乗り心地は悪かったのです。
そうした背景のもと、2000年にフルモデルチェンジしたインプレッサの2代目(丸目、涙目、鷹目)が登場しました。
WRC参戦車両のベース車であるという意識が高かったので、操縦安定性などもさらに高められました。
その結果、特にインプレッサ2代目の涙目のWRX-STIは、歴代インプレッサの中でも最も硬くガチガチの足回りで乗り心地は悪かったのです。
インプレッサの乗り心地が悪い原因は、モータースポーツを意識した固められた足回りです。
その乗り心地の改善方法としては、足回りの見直しが必要になってきます。
ただし、インプレッサの初代~3代目の中古車は年代物ですので、足回りだけでなくメンテナンスにも費用がかかりますので、手に入れたい人は、乗り心地は悪いものだと割り切ることも必要です。
インプレッサの乗り心地が悪いのか4代目、5代目も?
インプレッサの4代目で、3代目までのスポーツモデルのWRX、WRX-STIが独自のモデルとしてインプレッサから切り離されました。
さらに、この4代目からアイサイトが採用されて今までのスポーツ志向から一転し、より安全で快適な実用車として進化しました。
2016年10月にスバルグローバルプラットフォームという新開発のシャシーが導入されたインプレッサの5代目が登場しました。
インプレッサの4代目、5代目の乗り心地は、他の同クラスの車に比べて、硬めです。
その原因は、205/50R17という扁平率50の17インチタイヤを装着しているからです。
乗り心地はかなりゴツゴツしていますが、スバリストであれば路面状況が適切に伝わってくるインプレッサらしい乗り心地だと納得します。
しかし、ゴツゴツして乗り心地が悪いと感じる人は、インプレッサのタイヤサイズや足回りを見直すなど改善方法はあると思いますが、インプレッサより乗り心地のいい車を選んでください。
インプレッサの乗り心地が悪いのか6代目は?
2023年4月にインプレッサの6代目が登場しました。
インプレッサの6代目の乗り心地は、5代目の乗り心地を見直しています。
まず、シートの構造や固定構造などを見直し、長時間乗っても疲れにくいシートに仕上げて静粛性や乗り心地を向上させています。
つぎに、スバルグローバルプラットフォームを継承しつつ、フレーム構造やサスペンション取付部の剛性アップなどを実施し運転の気持ち良さを実現しました。
また、インプレッサの6代目は5代目と同様に205/50R17という扁平率50の17インチタイヤを装着しています。
ですから、インプレッサの6代目の乗り心地は、タイヤサイズ以外で向上されているので、5代目よりよくなっていると期待したいです。
インプレッサの乗り心地は悪いの?【まとめ】
インプレッサの乗り心地が悪いといわれる原因などを解説してきました。
インプレッサの初代~3代目までの乗り心地はスポーツ志向満々のガチガチでした。
インプレッサの4代目~6代目の乗り心地は、スポーツ志向から安全で快適な実用車として進化し硬めではありますが、決して悪くない乗り心地です。
インプレッサの乗り心地は、インプレッサらしいととらえるか、硬くて悪いととらえるかの違いだけです。
インプレッサの乗り心地が悪いと思う人は、我慢するか、別の車に乗り換えるかを考えてみてください。