「かっこいいセダンを探しているがトランクスルーも欲しい」
「マークXが欲しいけど、ぶっちゃけマークXで車中泊は可能なの?」
この記事はそんな疑問をもった方に向けた書いています。
セダンでは、
・トランクスルー機構を搭載していないもの
・搭載しているが、リアシートの中央部分しか倒れない
という車種が多いです(特にミドルクラス以上)。
マークXはミドルクラスセダンでありながら、珍しくリアシートが全部倒れるトランクスルー機構を備えています。
これは同じプラットフォームを使用するクラウンなどにはない機構で、クラウンアスリートと迷ったけれどトランクスルー機構がキメ手となってマークXを購入した人もいるくらいです。
本記事では、実際にマークXを所有する筆者が、トランクスルー機構について述べ、車中泊に使えるのか考えて行きたいと思います。
Contents
マークX、セダンなのにトランクスルーがあるの!?
マークXはミドルクラスセダンには珍しく、リアシートが全て倒れるトランクスルー機構を備えています。
筆者はマークXを所有していますが、実は購入するまでこのことは知りませんでした。
一般にセダンはトランクスルーを備えていない車が多く、購入検討時、とにかくマークXのスタイルとコストパフォーマンスに惚れていたので、その部分はあきらめていたというか、あまり意識していなかったからです。
あってよかった、トランクスルー!
マークXのトランクスルーのやり方は簡単です。後部座席のシートベルト付近にあるレバーを引くだけで、シートが前方に倒れます。左右で別々(6:4)に倒すことができるので便利です。
購入するまで、マークXにこのトランクスルー機構があるのを知らなかった筆者でしたので、大きなものを運ぶときは軽トラでも借りればいいかくらいに思っていました。
しかしトランクスルーはあると便利なもので、実際に以下のような恩恵を受けました。
大型ゴミを直接処分場に持ち込める
筆者は使わなくなった屋外用の洗濯物干しをマークXのトランクスルー機構を利用して運搬しました。
物干し竿は、長さ2m以上ありましたが、それがトランクスルーのお陰で何の問題もなく運ぶことができました。
スキー板がラクラク運べる
トランクスルーのあるマークXは、長さのあるスキー用品であってもラクラク室内に収納できます。
もちろんトランクスルー機構がなくても、スキーキャリアがあればスキー用品の運搬は可能なのですが、お世辞にもマークXにスキーキャリアが似合うとは言えません。
スキーキャリアなどをつけてしまうとマークXの流線型のかっこいいデザインを崩してしまうので、つけずに済んだのはトランクスルーを装備していたおかげです。
あえてマークXで車中泊!
いくらトランクスルー機構を備えるマークXとはいえ、車中泊をするならミニバンやSUVのほうが向いているでしょう。
軽自動車でさえ、最近は車内が広くシートアレンジが豊富な車種が売れ筋ですので、車中泊だけを考えた場合はそれらを選択したほうが無難です。
そこをあえてマークXで車中泊をしたいと考えるのであれば、以下のような方法が考えられます。
フルフラット機構を活用する
マークXは前席のヘッドレストを取り払えば一応フラット(に近い形)にはなります。
ですが、座席の凸凹はかなり残ります。
自分もこの形で仮眠をとろうとしたことがありますが、足の置き場に困り、あまり休めませんでした。
ですのでこれはおすすめしません。
トランクスルー機構を活用する
文字通りトランクスルー機構を活用し、後席を倒し、トランク側に足を差し込んで横になります。
頭は倒した後席の上に乗せるのですが、足も伸ばせますし、こちらのほうが寝心地はよかったです。
マークXはトランクスルー機構のおかげで、他のセダンで車中泊をするより快適でしょう。
マークXのトランクスルーのやり方【まとめ】
マークXはミドルクラスセダンの中では珍しく、後席がすべて倒れるタイプのトランクスルー機構を備えています。
かっこいいセダンを探しているが、収納が気になるという方、スキーやスノーボード、釣りなどをするという方にはぴったりのセダンではないでしょうか。
また、車中泊はトランクスルー機構を活かせば(他のセダンよりは)快適でしょう。