ウオッシャー液には、アルコール成分が含まれているので、凍結しにくいのですが、この中には、凍結温度が表記されているウオッシャー液があります。
今回は、ウオッシャー液に表記されている凍結温度について、調べてみました。
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ウオッシャー液の凍結温度は何度?
寒冷地では、真冬には氷点下となり、ウオッシャー液が凍結して使えなくなることがあると思います。
水だけをウオッシャー液として使用している方は、水の凝固点が0度以下なので完全に凍結してしまいます。
ウオッシャータンク、ホース、噴射ノズルすべてが詰まって、必要な時に使えなくなってしまいます。
ですから、そんなことにならないように、ウオッシャー液の凍結温度を考えて状況にあった製品を用意してください。
ウオッシャー液の凍結温度には、原液使用で-30度の製品から-60度の製品がありますので、ご検討ください。
真冬に、-10度以下になるところでは、凍結温度が-30度と表記された製品を選んだらいいと思います。
ウオッシャー液の凍結温度を調整できる溶かし方について
ウオッシャー液の凍結温度は、希釈の割合で調整できるようです。
調べてみた製品は、古河薬品工業㈱の寒冷地用ウインドウオッシャー液-40℃です。
冬期の寒冷地用として開発されたウオッシャー液で、原液で使用すると-40度まで凍結しないとのことです。
この製品に表記されている希釈割合(原液1:水1)の溶かし方で使用すると、凍結温度は、-15度に調整することができるようです。
このように、希釈割合を参考に使用して、さらに状況に応じた割合の溶かし方で調整していけばいいと思います。
極寒のところでは、寒冷地用のウオッシャー液を原液で使用することを、おすすめします。
ウオッシャー液の凍結温度は、凍結防止剤として重要です!
温暖な地域の方は、ウオッシャー液を買うときに、ウオッシャー液の凍結温度については、あまり気にしていないと思います。
そもそも、ウオッシャー液を凍結防止剤としてあまり認識していないので、凍結温度が表記されていなくても、気にしないと思います。
でも、冬にスキーとかウインタースポーツをされる方もいますので、車で行く際は、安全のためにも凍結防止剤としてウオッシャー液を使用してください。
ウインタースポーツができる地域は、当然氷点下となります。
外気温が、-何度まで下がるかわかりませんが、事前に天気予報等で、現地の気温を調べてから、ウオッシャー液の凍結温度を参考に、最適なウオッシャー液を準備することをおすすめします。
ウォッシャー液の凍結温度は何度?【まとめ】
今回は、ウオッシャー液に表記されている凍結温度について、調べてみました。
ウオッシャー液といっても、多くの種類があります。
(1)一般的な洗浄効果のあるもの
(2)撥水効果のあるもの
(3)油膜取り効果のあるもの
(4)寒冷地での凍結防止効果のあるもの
(5)頑固な虫取り効果のあるもの
どのウオッシャー液も、アルコール成分が含まれているので、ある程度の凍結防止効果はあります。
凍結防止剤としてウオッシャー液を使用する場合は、次のように選択したらいいと思います。
(1)寒冷地用を選択します。
(2)種類を選択します。(寒冷地での凍結防止効果のあるものも含みます。)
(3)凍結温度で選択します。
(4)必要なウオッシャー液を決定します。
今回、ウオッシャー液の凍結温度について、製品に表記されている温度を希釈することで、調整できることがわかりました。
ウオッシャー液について、あまり関心もなかったのですが、自分の車のウオッシャー液について、もう少し考えてみたいと思います。