チャイルドシートは子供の安全を確保するために欠かせないアイテムですが、チャイルドシートをつける場所は、どこが最適なのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
助手席が良いか、後部座席が良いか?
法律で決まっているか、あるいはつけてはいけない場所があるかについて見ていきます。
Contents
チャイルドシートをつける場所はどこ?
道交法違反になる場所は?
チャイルドシートの設置場所については、法律では決められていません。
よって、どこに設置しても違反にはならないということにはなりますが、 安全性を考えるとオススメの場所っていうのがチャイルドシートメーカーや、日本自動車連盟「JAF」 などから発表されています。
後部座席へのチャイルドシート取り付け
最もおすすめなつける場所となるのが、後部座席です。
さらに、メーカーやJAF が推奨しているのは、助手席側の後部座席です。
日本の場合は左側通行になっていて、進行方向に向かって左側が歩道になっています。
子供を乗せ降ろしするには車道側は危険を伴いますので、安全な歩道側である助手席の 後部座席がおすすめです。
ちなみに後部座席であっても、中央はチャイルドシートをつける場所としては、あまりお勧めできません。
車にもよりますが、後部座席中央は補助席的な扱いになっていて、 シートが少し盛り上がっていたり少し硬かったりすることが多く、 チャイルドシートを安定的に取り付けることができないからです。
シートベルトが簡易的なものになっている場合もあるため、おすすめできません。
また、後部座席は運転席から遠いため、エアバックが膨らんでも当たる心配がなく、安全面での選択肢として優れています。
助手席へのチャイルドシート取り付け
助手席へのチャイルドシート取り付けは便利な面もありますが、いくつかの注意点があります。
まず、助手席にチャイルドシートを取り付ける場合は、エアバッグにリスクがあります。
エアバッグが勢いよく展開することで、 子供やチャイルドシートに重大な影響を及ぼす可能性があるためです。
車種によっては、エアバッグを手動でオフに切り替えることができる場合もありますが、 オフにすることはおすすめできません。
大人が助手席に乗車した時に、 エアバッグが使用できないためです。
また、助手席にチャイルドシートを取り付ける場合は、運転を妨げないように注意が必要です。
大きなチャイルドシートやベビーカーを助手席に取り付けると、運転時の視界に支障をきたす可能性があります。
運転中に安全に周囲を確認できるよう、適切なサイズのチャイルドシートを選ぶことが大切です。
比較~それぞれのメリットとデメリット
助手席と後部座席にチャイルドシートを取り付ける方法を見てきましたが、両者にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
助手席は近くにいるため、子供とのコミュニケーションがしやすく、様子を確認しやすいという利点がありますが、エアバッグのリスクや運転の妨げになる可能性が課題となります。
また、日差しの問題もあります。
フロントウィンドウや運転席助手席のサイドウィンドウには、 サンシェードなど視界を遮るものを貼り付けることはできません。
さらにもうひとつ、一番重要かもしれませんが、子供がぐずったり、泣いたりした場合、手が届きやすいので思わずわき見をしてしまったり、運転に集中できないリスクもあります。
一方で後部座席は安全面で優れており、日差しも刺しにくいですが、運転手との距離があるため、コミュニケーションをとりづらい、様子を見にくいなどのデメリットがあります。
いずれにしても、自分の車の状況や子供の年齢、体重などを考慮し、最適な取り付け場所を選ぶことが大切です。
そして、チャイルドシートの取り付けに関しては、必ず取扱説明書をよく読み、適切に取り付けるよう心掛けましょう。
チャイルドシートをつける場所はどこ?【まとめ】
チャイルドシートをつける場所については、それぞれメリット、デメリットがありますが、安全性や子供の快適性を考えると、後部座席のほうがおすすめです。
助手席は、色々なリスクがありますので、可能な限りそのようなリスクを回避できるように、工夫して利用してください。
また、つける場所は個々の車の状況や子供の年齢によって異なるため、慎重に判断することが重要です。