トラックのマニ割りのやり方とは?音を自分好みにするポイントを解説!

トラックのマニ割りとは排気管を改造して排気音を自分好みにカスタマイズすることです。
トラック好きにはたまらない笛を吹いたような音です。
最近はあまり見かけなくなってきましたが現役で走り続けています。
今回はトラックのマニ割りを検討している方向けに気になるポイントをまとめました。
トラックのマニ割には職人の高い技術が必要で保安基準にも適合する必要があります。
車両によって改造できないこともあるのでマニ割りを検討している方は、事前に調べておきましょう。

トラックのマニ割りとは?気になるやり方を解説!

マニ割とは直列エンジンの排気マニホールドを1気筒だけ別にして排気させる方法です。
マニホールドを脱着し新たに排気管を新設する技術が必要となります。
専用のマフラーを追加することで排気音を好みの音に変えることができます。
明らかに他のトラックとは音が違うのでとても目立ちます。
外観はテールパイプが2本出ているので見た目でも変化を感じることができるでしょう。
排気マニホールドや排気管を切断して溶接するなど職人の高い技術が必要となるため、誰でもできる訳ではありません。

youtuberさんが、以下の動画で一連の流れを解説されているので是非確認してください。

トラックのマニ割りでも車検はOK!うるさい音でも大丈夫!?

マニ割りをしていても騒音と排気ガスが基準値であれば車検には通ります。
しかし車検を受ける場所でも以下のような問題があるため実際に通してみないと分かりません。

人の問題

車検に適合しているか判断するのは人間です。
人によって良し悪しの判断があり検査員によって結果が変わることもあります。
あってはならないことですが、私が働いていたトラックディーラーでは実際にありました。
逆に陸運支局よりも民間の整備工場の方が厳しいケースもあります。

測定の問題

車検では毎回騒音を計測することはありません。
音が規定値以上と感じた時に測定します。
検査員によっては計測せずに合否をだす場合もあるでしょう。
実際に騒音を測る環境、計測器はその時や場所で変わってきます。
なのでその時になってみないと車検に通るかどうかは分かりません。
YouTubeやネットを見ると陸運支局に持ち込む方が車検に通りやすいようですが、私もそう思います。
民間車検で車検に通らない場合は、陸運支局に持ち込んでみるのもオススメです。

トラックのマニ割りの今後はどうなる?

最近はマニ割りしているトラックを見かける機会が少なくなってきました。
今後さらに減少していくでしょう。
その背景には技術の高い職人が減ってきていることや環境汚染の問題などがあります。

職人の問題

マニ割りをするには溶接の高い技術と時間が必要です。
マニ割りはそのトラックとドライバーの好みによって作りが変わります。
それに合わせるように排気管のレイアウトを変えながら溶接をおこなう高い技術がいるうえに、作業に多くの時間がかかります
この作業をできる職人が少なくなっています。

トラックの問題

環境汚染の問題でトラックから排出される排気ガスの規制も厳しくなっています。
排気量の小さなエンジンで高出力をだすのが当たり前の時代。
どのエンジンにもターボチャージャーが取り付けられておりマニホールド周りのレイアウトが複雑になっています。
これを改造するとエンジンの出力不足にもつながるので簡単に触ることができません。
以上のことから今後トラックのマニ割りは減少していくことでしょう。

トラックのマニ割りとは?【まとめ】

トラックのマニ割りには職人の技術とドライバーのこだわりが詰まっています。
トラック好きなら誰でも1度はチャレンジしたいカスタマイズです。
その一方でトラックのマニ割り音を騒音に感じる人もいます。
トラックに興味のない人にとっては音がうるさいだけです。
周りの環境に配慮しサイレンサーを取り付けるなど対策を取ることが大切です。
社会のルールを守って楽しいトラックライフを満喫しましょう。

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