s660のエンジンが壊れやすいという話を聞いたことはないでしょうか?
筆者は3年3万キロを乗っていますが、今のところノートラブルです。
乗り方や個体差もあるので一概には言えませんが、エンジンを含めその他の部分でも特に問題は生じていません。
ですが、いくらハイスペックな車と言えど軽自動車ですから、エンジンの耐久性は気になるポイントですよね。今回はその気になる噂を徹底解説していきます!
s660のエンジンは壊れやすいの?
もちろん乗り方やメンテナンス頻度にもよりますので一概には言えませんし、どんなに厳密に検査をして出荷されている車であっても、個体差も生じてきます。
極端に言えば、1万キロで壊れてしまう車両もあれば、30万キロ乗れる車両もあります。
「s660」とインターネットで検索しようとすると、サジェストで「壊れやすい」「故障」といったワードが出てきますよね。
壊れやすいと言われる理由はいくつかありますが、まず1つにS07Aエンジンのチューンアップのしづらさにあると思います。
検索してヒットした記事をいくつか読んでみましたが、サーキット走行を想定したチューンアップの際、エンジンブローしやすいといった記事がヒットしました。
またシリンダーの圧縮漏れが発生するとの記事もありましたが、筆者は3万4千キロの時点で先日車検を受けてきましたが、まったく問題なしとのことでした。
とはいえ筆者もオーナーとして気になるので、ディーラーの整備士さんに話を伺いました。
曰く、見てきた中で発売7年間でエンジンに問題が生じた車両は数台で、いずれも走行距離が多い車両だと仰っていました。
サーキット走行をされる方にとってはブーストアップの際、エンジンブローしてしまうのは死活問題ですが、一般走行をしている分には、大きな問題は生じないと思います。
また圧縮漏れの問題ですが、これは個体差が大きいのではないかと思われます。
事実筆者の車両は問題ないですし、10万キロ走行のs660オーナーの知り合いも指摘されたことはないと言っていました。
故障した?s660のエンジン音の秘密
s660はターボエンジンを採用しているため、加速時に高周波の「ヒューン」という独特の音がします。
アクセルは離した際にはターボを解放する「バシュッ」っという音が響いてきます。
エアクリーナーは大きいものが採用されていますし、ファンネルをドライバーに向けて設計されていたりと音が最大限楽しめるレイアウトになっています。
上記の音に関してはドライバーの聴覚を刺激する為の仕様ですので、故障ではないです。
またs660はロールトップという幌型の車両ですので、外の音が室内に入ってきやすい特徴があります。
エンジンルームのすぐ前に設置されたリアウィンドウを空ければ、更に気持ちいいサウンドが入ってきます。
しかし外の音が入ってきやすい特性上、エンジンに限らず様々な音が入ってきます。
走行中気になる異音があった際には、自己判断せずディーラーや整備工場などに相談しましょう。
室内で感じている異音と、実際の異音は音や場所も異なる場合が多くあります。
万が一壊れてしまう前に、気になったら早めに対処しましょう。
実際s660の寿命ってどれくらい?長持ちさせるには?
s660に限らず、一般的な軽自動車のエンジンの寿命は約20万km程だと言われています。
寿命という言葉の定義も曖昧なので、今回は「エンジン載せ替え等の大きな修理が必要になった状態」を寿命と表現します。
実際何万キロまで乗れるかと聞かれると、重ねてになりますが、先述した通り個体差など様々な要因があるので一概には言えません。
大手中古車情報サイトを見てみると、14万キロの車両も出品されています。
エンジン以外の部分の寿命を考えると他の軽自動車と同じように20万キロが寿命になってくるのではないかと思います。
またs660はターボエンジンなので、やはりNAエンジンと比較してしまうと壊れやすいかもしれません。
筆者の知り合いのs660オーナーさんの中で、一番走行距離が多い方で先行予約で発売月に購入し、7年目で21万キロの車両を所有されている方もいらっしゃいます。
エンジンを長持ちさせる為にはやはり適切なメンテナンスと定期的な点検が重要です。
前の記事でも紹介したエンジンオイルは一番身近なメンテナンス項目ですよね。
また、あまり馴染みがないかもしれませんが、ミッションオイル等もエンジンを守るうえで重要な項目です。
ディーラーや整備工場で定期的に点検していただき、早めに交換するのがおすすめです。
s660のエンジンの耐久性は?【まとめ】
いかがでしたでしょうか。今回はs660のエンジンの耐久性、寿命などについてお話させていただきました。
愛車を長くお乗りいただくためには、適切なメンテナンスと定期的な点検が重要です。
s660はハイスペックな車です。しかしその分とてもタイトな設計になっています。
そのため、小さな異常が大きなトラブルに発展しやすいのも事実です。
しっかりメンテナンスして、長く愛車を楽しんでください!