ドライブに出かけたものの目的地なし?おすすめの目的地と決め方

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今の若い人たちはタイパ(タイムパフォーマンス)を重視するので、目的地なしのドライブなどというものは信じられないはずです。

そもそも、今回の記事を書くきっかけも、目的地なしのドライブの場合、おすすめの目的地の決め方はあるかという、非常に矛盾をはらんだ質問だったからです。

目的地なしのまま、ドライブに出かけますか?

しかし、ここでは深く突っ込まず、要するに、なるべく効率的に目的地を決め、なるべく効率的なドライブにしたいということでしょう。

そこで今回は、特に予定のない休日にドライブへ出かけることになった場合を想定し、いくつかのモデルコースを提案してみます。

少しでも参考になれば嬉しいです!

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目次

昭和のドライブと令和のドライブの決定的違い

若者の車離れなどと騒がれた時期もありましたが、若者のマイカー離れと言う方が正確で、余暇活動の有力候補として、ドライブは今も人気があります。

しかし、ドライブの質は、確かに変わった気がします。

先ほど述べた矛盾をはらんだ質問に現れている通り、今の若者は目的地なしのドライブを嫌うようです。

そこには、タイパ意識の浸透のほか、昭和と令和で決定的に異なる「自動車観」があります。

*なぜ観光道路は減ったのか?

日本全国を見渡すと多くの観光道路があり、ほとんどの場合、名称に「○○ライン」などと銘打っているのが特徴です。

ところで、そうした観光道路は、今やインフラの一部として定着していますが、最近開通した事例をご存知でしょうか?

実は、観光道路のほとんどは昭和時代に開通したもので、時代が進むにつれて開通事例は急減していきます。

明確な定義はありませんが、観光道路とは、目的地までのスムーズな移動を目的とする本来の道路とは異なり、ドライブそのものを楽しむために建設された道路と言えます。

郊外の山間部や海辺など、不便な場所にばかり存在するのも、そのためです。

まさに、モータリゼーションが進み、新時代の移動手段は自動車だと認識されていた時代の「遺産」ということです。

そのため、環境保護意識が高まるにつれ、観光道路は排気ガスをまき散らすだけの公害施設みたいな認識に急変し、観光道路計画は次々に中止されます。

首都圏の方にとっての身近な事例としては、栃木県の那須高原に建設が計画されていた観光道路の中止例があります。

大変過酷な環境の山岳地帯に、下地となる道路を自衛隊が開削したのですが、殉職者まで出しながら計画は中止されました。

背景には、まさに環境破壊を危惧する声の高まりがあったのです。

*なぜ自動車の登場シーンは減ったのか?

もう1つ、昭和と令和の「自動車観」の違いを示す事例として、映像や写真における自動車の登場シーンの減少があります。

刑事ドラマが全盛だった昭和時代において、カーチェイスを中心として、自動車の走行シーンはテレビドラマに欠かせない演出でした。

また、昔の自動車CMを見ると、明らかに速度違反ではないかといった演出や、最高速度を誇るテロップなど、今日の感覚ではお蔵入りしかねないものも多数あります。

しかし、誤解を恐れずに言えば、かつては自動車優先と考える人も多くいたのが事実であり、まさに時代を映していたということです。

タレントのマツコ・デラックスさんが、かつて出演番組で、「昔の人は自動車の前で写真を撮りたがる」と突っ込んでいたことがあります。

確かに、昭和生まれの人ほど、子ども時代の写真に自動車が写っているパターンが多いです。

まさに、自家用車がステータスシンボルだった時代の「記録」です。

それに対し、今は自家用車も当たり前になり、レンタカーやカーシェアリングも普及しましたから、そうしたニーズもほぼないのではないでしょうか。

*本当に目的地なしなのであれば観光道路へ

話はドライブの目的地の決め方へ移りますが、目的地なしのドライブもいとわないという方は、恐らく昭和時代のマインドを受け継いだ貴重な方です。

時間もお金もあり、とにかく車を運転するのが好き、あるいは車そのものが好きなので、とにかく走らせたいということでしょう。

それならば、昭和時代の「遺産」である観光道路へ出かけてみてはどうでしょうか?

かつては有料だった観光道路も、今では多くが無料開放されています。

そうした観光道路の多くは風光明媚な土地に建設され、周辺には観光スポットも点在するのが一般的です。

そのため、目的地なしと言うより、正確には観光道路自体がおすすめの目的地ということです。

決め方としては、もっとも無難でしょう。

おすすめの目的地の決め方

ドライブは時間だけでなく燃料も食いますから、タイパに加えてコスパも悪い余暇活動だと考える方も増えているでしょう。

他方で、旅行・レジャーは依然として活発で、むしろ自動車を利用した移動の機会は増えているとも言えます。

つまり、昭和時代を象徴する目的地なしのドライブではなく、最初から目的が明確なドライブが圧倒的に増えたということでしょう。

それでも、たとえばあまりに乗らないとバッテリーがあがる等の理由で、どうしても車を動かしたいという、中間的な動機でのドライブもあり得ます。

そこで最後に、令和時代を象徴するタイパ意識の強い方々に向け、どうしても車を動かしたい時の、おすすめの目的地の決め方を紹介しておきます。

*おすすめの目的地の決め方1~日常的な用足しにプラスアルファする

目的地なしと目的地ありの中間的動機の代表例は、切迫してはいないものの、いずれは済ませなければならない用足しに伴うドライブです。

買い物や愛車のメンテナンス等、事例はいろいろ考えられます。

ですから、まずは今度済ませなければならない所用を書き出してみましょう。

そのうえで、優先順位の高い順に目的地を決め、そのついでに回り道をする、あるいは別の目的地をプラスするといった形にすれば、立派なドライブとなります。

*おすすめの目的地の決め方2~なるべく遠くのチェーン店を利用する

用足しのついでのドライブを紹介しましたが、日常的に利用している店舗では近すぎるし、プラスアルファと言われても思いつかないという方もいるでしょう。

そういう方は、日常的に利用している店舗とは別の店舗、もっともわかりやすい事例としてはチェーン店の他の店舗を利用してみるという手もあります。

それであれば、目的地も定めやすいですし、ポイント等のいつもの特典もそのまま利用できて、一石二鳥でしょう。

*おすすめの目的地の決め方3~時間やお金の制約から逆算する

最後に、遠方のチェーン店と言われても、候補が多すぎて困る場合もあるでしょう。

そうした場合は、ドライブに充てられる時間や、高速道路を含む有料道路の利用の可否など、いろいろな制約条件を設定して、そこから逆算するという手もあります。

そうすれば、目的地の決め方としては、とことん納得していただけるのではないでしょうか。

また、その作業の過程では地図も活用するはずですが、そうすると知らなかった観光スポットなど、意外な発見があったりしますので、おすすめの目的地の決め方です。

ドライブに目的地なしで出発【まとめ】

今回は、目的地なしのドライブにおける、おすすめの目的地と決め方について紹介してきました。

目的地なしのドライブという発想ができる人は、昭和時代のマインドを引き継いだ貴重な方でしょう。

令和時代に生きる若者には、そもそも目的のないドライブなど、あり得ないと考えられるからです。

今回は両方の可能性をふまえて検討してきましたが、いずれにしてもドライブが楽しい余暇活動であることは間違いありません。

自家用車を持つべきか迷っている方、あるいはそれ以前に、運転免許を取得すべきか迷っている方は、ぜひ決断し、一歩踏み出ることをおすすめします!

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