トラックのミラーがゆるいのはなぜ?その対策と調整方法を解説!

トラックにとってミラーはとても重要です。

トラックは車体が大きいためミラー無しで走行することは非常に危険です。

私も整備の仕事で何度もトラックを運転したことがありますが、ミラー無しで運転することは不可能です。

乗用車と違いミラーの数が多くこんなに必要なのかと思うこともありましたが、乗っていると各ミラーの役割と重要性が分かってきます。

今回はトラックのミラーがゆるくなる原因、対策、調整方法について詳しく解説します。

日々トラックに乗り慣れている方、初心者の方にも知っておいて欲しい内容です。

後半には調整方法の動画もありますので参考までに御覧ください。

トラックのミラーがゆるいのはなぜ?最も多い原因を紹介!

トラックのミラーがゆるい原因の多くはミラーの取り付けが割れているか、締め付けがゆるくなっているかのどちらかです。

ミラーの取り付けはミラーステーを挟み込むように取り付けられており、そこをネジで締め付けているだけの構造です。

ミラーの取り付け部が経年劣化で割れゆるくなるのです。

締め付けすぎのため割れてしまうこともあるので適度な力で締めるようにしましょう。

ゆるくなる頻度が多かったのはサブミラーとアンダーミラーです。

左右のメインミラーは外的要因でゆるくなることがほとんどでした。

トラックのミラーがゆるいと思った時の対策は?

まずミラーのゆるみを完全に無くす対策はありません。

トラックは長距離を走行しているため常に振動にさらされています。

この振動によりトラックのミラーのネジやその他のネジもゆるむのです。

トラックのミラーは必ずゆるくなることを頭に入れておいて下さい。

日常点検の際には触ってゆるみが無いかの確認をすることが大切です。

ゆるみがあった場合は締めすぎないように注意して増し締めを行いましょう。

外的要因を減らすために駐車中はミラーを格納しておくことも効果的です。

他の車両との接触を防ぐことができます。

POINTトラックのミラーがゆるくなるのを事前に防ぐ方法はない。
日常点検でゆるみが無いかを確認することが大切

トラックのミラーがゆるい場合の調整方法

ミラーの背面にカバーがついているので外してネジを締め付けることができます。

プラスドライバーの中サイズがあれば作業ができるので簡単です。

取付部に亀裂が入っている場合は増し締めできないので交換になります。

ちなみに増し締め、交換の作業は難しくないので自分でやることも可能です。

特にディーラーではミラー交換の工賃もなかなかの金額なので節約にもなります。

ミラー調整時には以下の位置を見えるように調整しましょう。

各ミラーの調整位置

POINT・右メインミラー 右後方が見えるように
・左メインミラー 左後方が見えるように
・サブミラー(メインミラーの下)車体の左下部側面が見えるように
・アンダーミラー 車両のバンパー左前方付近が見えるように

最後は実際に乗車して確認しましょう。

2人で作業するととても楽にできます。

以下のyoutuberさんが動画で詳しく解説されているので参考にしてください。

 

トラックのミラーがゆるいのはなぜ?その対策と調整方法を解説!【まとめ】

ほぼ毎日と言っていいほど走行しているトラック。

振動によってミラーの取り付けはどうしてもゆるくなってしまいます。

ゆるみを完全に防ぐ対策は無いため日々の確認作業が大切です。

走行中の振動や風で角度が変わるようであればゆるくなっているサインです。

整備をしていると取り付けがゆるい車両を見かけることが何度もありました。

すぐに処置を行いましょう。

ミラーはトラックを安全に運転するためにとても大事な装備品です。

あなた以上にまわりの人を守ることができます。

小さな行動で大きな事故を未然に防ぐことができるので、定期的な点検を心がけるようにしましょう。

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