ドライブで盛り上がる曲30代にとってのおすすめは?

若者のクルマ離れが進んでいるなどと言われますが、本当なのでしょうか?

ただ、趣味がドライブという若者は、確かに減った気がします。

今ではインドアの娯楽もたくさんありますから、わざわざ燃料代をかけて外を走り回る必要もないのかもしれません。

しかし、自動車の中は自分だけの空間であり、周囲に迷惑をかけなければ、何をしても自由です。

自分の好きな音楽を流しながら走っても、もちろん自由です。

マイカーやドライブの魅力を再認識してもらうには、音楽を聴きながらドライブをしてみることをおすすめします。

そこで今回は、30代にスポットを当て、ドライブで盛り上がる曲のおすすめをピックアップしてみましょう。

30代にとっての盛り上がる曲の候補

現在の30代にとっては、いつ頃の音楽が盛り上がる曲なのでしょうか。

第1に、ドライブで盛り上がる曲と言うからには、誰もが知っていて、一体感を生むような音楽でなければならないでしょう。

第2に、自動車運転免許を取得できるのは18歳で、ドライブを趣味にできるのもそれ以降なので、せいぜい20歳未満の頃にヒットした音楽とすべきでしょう。

そして第3に、あまりに幼い頃にヒットした音楽では、正直よく覚えていないでしょう。

これら3つの条件を満たす音楽となると、現在の30代が中学・高校生活を送っていた頃のヒット曲となるので、今回は2004年から2011年にかけての邦楽がベストと考えられます。

以下では、その頃のヒットチャートを前提に、話を進めていきます。

*30代にとってのヒットチャート

2004年から2011年にかけての日本の音楽界は、まさに過渡期だったと言えます。

ヒットチャートを押し上げる原動力だったシングルCDは売り上げが急減し始め、代わりに音楽配信サービスが台頭を始めました。

その結果、多くの人々が共有するヒット曲が減少し、好んで聴く音楽は人それぞれという時代になります。

その一方で、桜をテーマにしたり、季節ごとの情景を織り込んだりした歌がヒットし、学校生活ともマッチすることから、ヒット曲の支持世代がやや低年齢化したとも言えます。

こうした事情から、確かにヒットチャートの個人化は進みましたが、青少年世代に支持されるヒット曲は依然として多かったと言えます。

30代にとって、ドライブで盛り上がる曲の候補は、意外と多そうです。

*2000年代後半は盛り上がる曲の宝庫!

ヒットチャートの個人化が進む中にあって、AKB48グループの音楽は国民的にヒットしました。

中核となるAKB48は2005年に結成され、2007年頃まではオタク系アイドルと見なされていましたが、みるみるうちに国民的アイドルグループとなりました。

歌詞がわかりやすく、メロディーも覚えやすい音楽が中心だったこともありますが、何よりポジティブで明るい曲調であったことは大きな理由です。

集団で歌われる楽曲でもあるので、複数人で盛り上がる曲としては一番のおすすめでしょう。

集団で歌われる楽曲と言えば、男性グループであるEXILEの音楽も忘れるわけにはいきません。

現在では、年下のメンバーを中心とする系列の男性グループが隆盛を極めていますが、2000年代後半から2010年代前半にかけては、まさにEXILEの全盛期でした。

EXILEの音楽は、とにかくカッコよく、前向きになれるのが特徴です。

複数人で合唱すれば、盛り上がる曲としておすすめであることは間違いありません。

ドライブで盛り上がる曲!30代向けを選曲してみよう!

ドライブで盛り上がる曲は、本当に人それぞれです。

グループで歌われる楽曲に限らず、ソロやバンドの曲を合唱してもよいわけです。

そう考えると、膨大な楽曲の中から「おすすめ」を選曲しようとする試み自体、おこがましい気もします。

しかし、30代にとっての盛り上がる曲を選曲することは、現在の20代以下の若者に、一種のガイドブックを提供することにもなります。

*アイドル歌謡やダンス・ポップの分野

日本の音楽界において、アイドル歌謡やダンス・ポップの比重は大きいですが、盛り上がる曲として多くの人に支持されるかは別問題です。

そうした事情を考慮したとしても、すでに触れたAKB48やEXILEの音楽は、現在の30代が青春時代を過ごした時期の代表的アーティストとして、絶対に外せません。

両グループは、ヒットチャート上位に名を連ねるようになったのが2000年代後半という点で、共通します。

また、ファン層がかたよらず、幅広く支持された点でも共通します。

AKB48の楽曲については、「RIVER」(2009年)が初期のヒット曲ですが、「Beginner」や「ヘビーローテーション」(いずれも2010年)は、もはや定番と言えます。

EXILEの楽曲については、やはり東日本大震災と結び付けて語られることも多い「Rising Sun」(2011年)が代表曲になりますが、「THE HURRICANE ~FIREWORKS~」(2009年)あたりも、おすすめの盛り上がる曲として挙げておきましょう。

*ロックの分野

バンドブームに乗って日本のロックが隆盛を極めた1990年代とは対照的に、2000年代以降、しばらく日本のロック界は低迷期に入ります。

要因は複数考えられますが、やはりアーティストの形が多様化し、好まれる音楽も人それぞれという時代に入ったことが大きいでしょう。

しかし、ヒットチャート上位に入るロックは確かに減りましたが、いくつか輝いたバンドもあります。

特に、2000年代を代表するバンドとして、ORANGE RANGEは外せません。

沖縄県出身のメンバーで結成されたORANGE RANGEの楽曲の特徴は、ロックのジャンルに分類されるものの、誰もが歌いやすいメロディーであることです。

沖縄県出身のアーティストに共通する傾向かもしれませんが、とにかく前向きで、思わず口ずさみたくなるメロディーを生み出す力には敬服するしかありません。

特に、「花」(2004年)や「キズナ」(2005年)、「チャンピオーネ」(2006年)あたりは、盛り上がる曲としておすすめでしょう。

*ユニットやソロでの楽曲など

グループやバンドの形をとらない、その他のアーティストの楽曲も見てみましょう。

この場合、ユニットやソロのアーティストが候補になりますが、複数人で歌いたくなる、盛り上がる曲はたくさんあります。

たとえば、森山直太朗さんの「さくら」(リリースは2003年)は、もはや説明を要するまでもなく、学校生活に溶け込んだJ-POPとして有名です。

そのほか、ユニットでは、ゆずの「栄光の架け橋」(2004年)やコブクロの「桜」(2005年)等も、ドライブでの盛り上がる曲としてはふさわしいでしょう。

もっとも、ユニットやソロで活躍するアーティストの方々は、いずれも抜群の歌唱力を誇るため、おいそれと口ずさめない部分があるのは事実ですが。

ドライブで盛り上がる曲!30代向け【まとめ】

今回は、30代にとってのドライブで盛り上がる曲をテーマに、3つの条件を設定しておすすめの楽曲を選曲してみました。

あらためて感じたのは、現在の30代が青春時代を過ごした頃の日本の音楽界は、まさに新時代への過渡期で、多種多様なアーティストや音楽が入り乱れていたことです。

それだけに、おすすめを選曲する作業は困難を極めましたが、ドライブで盛り上がる曲としては不足のない楽曲ばかりという自信はあります。

今の若い方々も、ぜひ自分たちだけの特別な音楽を聴きながら、ドライブする楽しさを知ってください!

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