最近では、ほとんどの自動車にカーナビが装備されており、その利便性から多くのドライバーにとって必需品となっています。
カーナビは目的地へのルート案内だけでなく、渋滞情報、最寄りのガソリンスタンドやレストランなど、さまざまな情報を提供しています。
しかし、これらの機能を利用するには、一部で通信料がかかる場合があります。
なぜ通信料がかかるのか、無料のカーナビはあるのか、そしてAndroidナビはどうなのか、この記事ではこれらの疑問について解説します。
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カーナビと通信料
従来のカーナビはカーナビ本体価格に通信料が含まれている
カーナビは、GPSを使って現在地を特定し、目的地までの最適なルートを案内してくれるデバイスです。
また、リアルタイムの渋滞情報や、駐車場の空き情報、ガソリンスタンドやコンビニの位置情報など、多くの付加的な情報を提供しています。
それらはカーナビに料金が含まれているという考え方であり、基本的には無料で利用できます。
近年のカーナビは定額制や従量制のものもある
しかし、近年のカーナビはより多機能化しています。
特に自動車メーカーはコネクテッドカー構想の一旦として、カーナビをオンライン化するという試みは結構前から実施されています。
それらオンラインサービスがを用する時には、定額制、もしくは従量制で通信料金がかかります。
例えば、トヨタはT-Connectというサービスを展開しており、カーナビ機能はもとより、事故や天気予報・イベント情報、目的地の関連情報等の提供、オペレーターサービス、地図更新といったリアルタイム情報の提供を行っています。
さらにはリモートメンテナンスサービスといって、車の状況を販売店やセンターに送信して、故障時の診断したり、専用アプリなどから車両の状態確認やドアロックの操作などができる機能もあります。
それらはネット回線を利用しているため、スマートフォンやモバイルルーターが必要になります。ので、通信料がかかります。
また、スマホや、最近流行し始めているAndroid Autoでナビを利用する場合も、通信が必要なため、通信料が掛かります。
カーナビの通信料を抑える方法
カーナビの通信料を抑える方法はいくつかあります。
スマホなどの場合、Google Mapsは無料で利用できますが、リアルタイムの情報を取得するためには、インターネットに接続する必要がありますので、データ通信料はかかります。
カーナビの場合は、リアルタイムの情報を取得しないようにすれば通信料を抑えることができます。
ただし、機種やサービスにもよりますが最新の交通情報が取得できなくなることから、渋滞に巻き込まれるリスクが高まります。
もっとも通信料がかからないのは、一般的なカーナビを利用することがです。
自動車メーカーではサービスを提供することから、通信機能付きが増えているようですが、まだまだ通信機能がないカーナビはあります。
それは当然無料です。
渋滞情報はETC2.0と連動させれば、リアルタイムに情報が送られてきます。
ただし、当然ですが地図はリアルタイムに更新されませんので、あるタイミングごとに別途、メディアを購入する必要があります。
オフラインで使えるカーナビアプリもいくつかあります。
事前に地図データをダウンロードしておくことができるアプリがあり、自宅のネット環境でダウンロードしておけば、オフラインでもナビゲーションが可能です。
ただし、当然ですが、オフラインで利用すると、通信機能付きのカーナビと同様に、リアルタイムの交通情報が取得できないため、渋滞情報などは更新されません。
また、アプリによっては、一部の機能が制限される場合があります。
カーナビに通信料はかからないの?【まとめ】
カーナビは、現在地から目的地までのルートを案内するだけでなく、リアルタイムの交通情報や周辺の施設情報など、多くの情報を提供しています。
VICSやETC2.0などの無料で提供されている交通情報以外に、広範な情報を取得するためには、インターネットに接続する必要があり、通信料がかかる場合があります。
ただし、通信料がかからない無料のカーナビアプリや、オフラインで使えるカーナビもまだありますので、通信料を抑える、あるいは無料で利用することも可能です。