トラックにエアサスは必須!初心者でも分かるレベリング 調整と注意点を解説!

トラックのエアサスは乗り心地がとても良く、体への疲労も軽減してくれます。

実際に乗ってみると乗用車よりも良いのではないかと思います。

現在長距離を走るトラックにはほとんどの車両に装備されています。

ドライバーの疲労軽減にもつながり路面が悪くても荷物への衝撃が抑えられるので、余計な気を使う必要がありません。

荷物の積み下ろし時に車高を調整することでホームとの接続も楽にできます。

今回の記事はトラックのエアサスについて使い方や注意点をまとめました。

トラックドライバーの負担を確実に軽減できるので、エアサスについてしっかりと理解しましょう。

トラックのエアサスの使い方を理解しよう!レベリング調整方法を解説!

基本的にエアサスの車高をレベリング調整する機構には2種類あります。

POINT・レベリングバルブ 機械式
・ハイトセンサー  電気式

リモコンで自由に車高調整できるのはハイトセンサーの電気式です。

今現在ほとんどの車両がハイトセンサー式になっています。

国内メーカー4社(三菱ふそう、日野自動車、いすゞ、UDトラックス)は大体同じ調整の方法です。

車高調整の前に以下のことを確認して下さい。

POINT・パーキングブレーキが作動しパーキングランプが点灯している。
・エアーが十分に溜まっている

この条件が揃っていないとエアサスが作動しません。

  1. リモコンの電源を入れる
  2. 上矢印で車高上げ、下矢印で車高を下げる
  3. M1、M2ボタンでそれぞれ車高を記憶
  4. 車高調整途中でも電源ボタンを押すと中立にもどる

これが基本動作になります。

以下のyoutuberさんが詳しく解説されているので動画を参考にしてください。

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トラックのエアサス初期設定はNG!レベリング調整との違いを解説!

初期設定は基本的にドライバーではなく整備工場やディーラーで行います。

初期設定の方法は取扱説明書には書かれていません。

トラックの基本となる中立の車高を決める設定だからです。

つまり車検証に記載される車高になるので、規定の高さよりも大幅にずれていると車検が通らなくなる恐れがあります。

その他にも乗り心地や車両の姿勢が変わるので神経質なドライバーから指摘を受けることもありました。

車型によって車高の高さは決まっているので厳密には指定の箇所をちゃんと計測して設定するのが正しい方法です。

数値が分からない場合はレベリングやハイトセンサーが平行になっているかで判断することもできます。

初期設定を間違うと車高がバラバラになってしまうのでプロにまかせるのが無難です。

素人が触るのは止めておきましょう。

トラックのエアサスが勝手に上がるのは異常? レベリング 調整時の動きを把握しよう

まずエアサスが勝手に上がるのは故障なのか制御によるものなのかの判断が大切です。

その時の症状や車両の状態などの情報をしっかりと把握しておき、修理業者に伝えるようにしましょう。

最近の故障では少ない症状ですが古い車両ではレベリングセンサーに水が侵入して勝手にあがることが非常に多かったです。

その場合はレベリングセンサー内の水の清掃や交換の処置をとっていました。

車両が自動的に姿勢を戻そうと車高を調整する場合もあります。

これは正常な作動のため異常ではありません。

異常か正常かの判断をするためにも車両の状態をしっかりと把握しておきましょう。

トラックにエアサスは必須!初心者でも分かるレベリング 調整と注意点を解説!【まとめ】

最近のトラックはドライバーの負担を軽減するためにさまざまな機能が付いています。

エアサスは基本的な使い方や機能を理解すると仕事を格段に楽にしてくれます。

その分リスクが増えるのも真実です。

荷物や現場に合わせた使い方、正常時、異常時の作動などトラックの動きを観察しておくことが大事です。

異常を感じた場合はすぐに修理に出しましょう。

便利な機能を最大限に利用できるかはドライバー次第です。

トラックドライバーの作業効率や運転時のストレス、疲れを軽減できます。

使い方を理解して日々の業務を少しでも楽にしましょう。

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