最近の車はどんどん高度化していますよね!
特に電子制御装置の発達が目まぐるしいです。
エンジンの制御から安全装置、衝突軽減装置、快適装備に至るまであらゆる部分で高度な電子制御が行われるようになりました。
今までとは違い複雑になった制御のせいで、システムの停止や整備をする際に簡単に機能を停止したり、設定したりできない場合が増えたのです。
その時に使われるのが隠しコマンドです!
まるでゲームみたいですね!
ですが隠しコマンド、”隠し”と言われているのは理由があります。
本来であればユーザーにあまり使ってほしくない機能の場合もあるのです。
そこで、今回はスイフトの隠しコマンドについて解説します!
スイフトに存在する隠しコマンド!
隠しコマンドといっていいのかわかりませんが、三代目と四代目のスイフトはESPを完全に停止させることが出来ます。
ESPとは横滑り防止装置の事です!
方法は、手でブレーキペダルを踏み込みながら、飛び出したストップランプスイッチを指で押し戻すだけです。
三代目は滑っているようなマークが点灯、四代目は”ESPシステム要点検”と表示がされたら成功です!!
ただし、サーキットで走る時には停止するのは良いかもしれませんが、街乗りで停止させる意味はありませんのでやめておきましょう!
実は、筆者は横滑り防止装置に命を助けられた事があります。
GRX130マークXでスキー場からの下り坂を、60km/h程度で走っている時でした。
ほとんどアスファルトが露出している状態だったので完全に油断をしていたのです。
路肩にたくさんの雪が残っている所を通過した際に、誤って左側の前後輪だけを雪の部分に進入させてしまったのです。
ヤバイ!!と思った瞬間、車が左側に巻き込むようにスピンをする動きを始めました。
ですが、その直後に警告灯が点滅し警告音も鳴り、右前後輪にブレーキがかかった様な感じでスピンにならずに姿勢が回復しました。
この時は、横滑り防止装置が付いていて良かった!!って本当に思いましたね・・・。
ですので、スイフトでは完全に解除ができたとしても、くれぐれも街乗りではしないでくださいね?!
他にはどんな隠しコマンドがあるのか??
スイフトではあまり聞きません。
説明書に載っている電動格納ミラーの自動開閉機能の設定や、純正故障診断機を接続してカスタマイズができる程度です。
ちなみに純正故障診断機のカスタマイズは車種によりますが、アンサーバックの解除やセキュリティーアラームの解除などができます。
ディーラーにお願いをすると設定してくれる場合があるので、気になる方は問い合わせてください!
じゃあ裏技みたいなものはないの??
夢がなくて申し訳ありませんが裏技はないです!!
基本的にできないようになっているものは弄らないで欲しいって事なのです・・・!
他車種でも隠しコマンドや裏技ってあるの??
あります!W213のメルセデスEクラスセダンにもあります!
リヤブレーキパッド交換時に隠しコマンドを入力すると、ブレーキキャリパーピストンをパッド交換の位置へ移動させることが出来たり、発電機の点検などができたりします!
他にメンテナンスの時期表示をリセットできますが、これを勝手にやってしまうと保証対象外になるなど、わりと恐ろしいことが起こるのでやはり隠しコマンドは触らない方が良いですね・・・。
スイフトの隠しコマンドについて【まとめ】
今回はスイフトの隠しコマンドについて触れました。
何度も言っていますが、隠し扱いになっている理由はメーカー的に触って欲しくない部分なので、基本的には触らないようにしましょう。
ましてやスイフトのESP解除については隠しコマンドというよりは、ただのフェールセーフといっても過言ではないです。
触らぬ神に祟りなし!!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!