フィットにサイドブレーキない?パーキングブレーキに変わっています!

フィットは2001年最初の販売から2020年の最新型が販売されるまでに、4回のモデルチェンジがありました。

このモデルチェンジに伴いブレーキシステムにも大きな変更がありました。

それがパーキングブレーキになります。

従来のフィットはサイドブレーキを採用してきました。

サイドブレーキと聞かれてなじみ深い方は多いと思います。

私もその一人ですが、ドライブシフトの少し下部や、少し左側に付いているあのレバーですよね。

2020年に販売された新型フィットにはサイドブレーキないです。

パーキングブレーキといわれるブレーキシステムに変わっています。

この記事ではサイドブレーキない新型フィットの解説をしていきます。

ぜひ最後までお読みください。

パーキングブレーキとは?

パーキングブレーキとは、停止した状態のフィットをその場所から動かさないようにする機能を持つブレーキシステムの呼称です。

サイドブレーキも、足踏み式パーキングブレーキ(運転席の足元左側に位置するペダル)もフィットをその場所から動かさないようにする為のものなので、パーキングブレーキとなります。

フィットにサイドブレーキない理由(新型フィット)

初代フィットから3代目フィットまではサイドブレーキを採用してきました。

ではなぜ新型フィットはサイドブレーキをなくしたのでしょうか?

これには安全面での見直しがなされたことによります。

従来のサイドブレーキでは、うっかりレバーを引いた状態で車を発進させてしまうことがあります。

私も急いでいたり焦った状態でフィットを発進させる事が度々ありました。

サイドブレーキのレバーを引いた状態ですと異音や走行動作の違和感がありますので、すぐに気づけることがほとんどですが、数分走った後に気付くということが実際ありました。

数分ですと車体に大きな負荷はかかりませんが、何十キロもサイドブレーキを引いた状態で走行してしまうと、ブレーキが過熱しすぎて焦げたにおいが車内に充満するでしょう。

ブレーキが利きにくくなったりひどい場合にはブレーキ自体が利かなくなったりと、故障に至ってしまいます。

もちろん足踏み式パーキングブレーキにも同様のことが起こります。

これらを回避するために新型フィットではサイドブレーキない状態にしています。

サイドブレーキに変わるパーキングブレーキがドライブシフトの下部にスイッチとして位置しています。

このパーキングブレーキのスイッチをONにすると、フットブレーキから足を離してもロックがかかりますので、前に進まないようになります。

このスイッチの良いところは、ONの状態でアクセルを踏むと自動的にスイッチがOFFに変わりロックが解除され、スムーズに発進できます。

つまりサイドブレーキや足踏み式パーキングブレーキで起こりうる、解除し忘れて発進してしまうということが無くなります。

新型フィットに採用されたパーキングブレーキは以上のような、うっかりで車体を損傷させることのないように安全設計されたブレーキシステムとなっています。

新型フィットに限らず最近の車では、安全面の配慮からこのパーキングブレーキへの採用変更が増えてきています。

フィットのパーキングブレーキの利点

アクセルを踏むと同時に、自動でブレーキ解除が出来るという安全で便利である他にも利点があります。

*踏切りで待っている時

電車通過を待っている時、両方向から電車が来てなかなか踏切が開かないという経験がおありだと思います。

新型フィットのパーキングブレーキをONにすればフットブレーキから足を離してもロックがかかって動きませんので、長い踏切りの待ち時間でも足が疲れることはありません。

踏切が開けばそのままアクセルを踏んで発進すればOFFになります。

*コインパーキングやドライブスルーでの対応時

コインパーキングでお金を入れる時、ドライブスルーでお金をはらう時や物を受け取る時に、身を乗り出すことがありますよね。

フットブレーキを踏んだ状態でこの動作はなかなか難しいです。

パーキングブレーキをONにしておけば、足元がフリーになるので動作が楽になります。

発進する時もそのままアクセルを踏むとロック解除ですので、すべての動作がかなりスムーズになります。

フィットにサイドブレーキないのはなぜ?【まとめ】

新型フィットにはサイドブレーキないです。

ドライブシフトの下部に便利なパーキングブレーキがつています。

以前は300万円以上の高価な車を中心にこのパーキングブレーキが採用されていました。

最近では安全面での配慮から、フィットをはじめとしたお手頃価格の車種にも採用されてきています。

この記事が安全に配慮した新型フィットの購入検討になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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