スバル・エクシーガは、当初2リットルエンジンのみでターボかNAかで、ほぼグレードが分かれていました。
その後、マイナーチェンジを経て2.5リットルエンジンも追加され、最後はクロスオーバー7として大変身しました。そんなエクシーガのおすすめグレードを見ていきます。
エクシーガ2.0GT系
エクシーガといえば、やはり「2.0GT」だと思います。スバルでは年次改良の時にアプライドと呼ばれる記号で表しますが、エクシーガという名前で販売されていた時期の中で、2008年のA型から2012年のE型までラインナップされていました。
EJ20インタークーラー付きターボエンジンを搭載し、エクシーガ専用にデチューン されていましたが225ps/33.2kg-m というパワーを発揮。2t近くある車体を 軽々と加速させる力を持っていました。シャーシーも専用のチューニングがされていたようです。なお ミッションは5速ATのみとなっています。
また、 同時期に設定されていた2.0i系統と比較すると、 専用のダークメッキ調スポーティフロントグリルやリアガーニッシュ、サイドシルスポイラー、ルーフスポイラーなどを標準装備していました。B型となる2009年にはEyeSightを搭載した「2.0GT EyeSight」も設定されました。
さらに 同じく2009年には「2.0GT tuned by STI」も設定され、一気にスポーツミニバンのイメージを高めました。脚回りを中心にチューニングされており、このグレードも 玉数は少ないですが 非常にお買い得なおすすめのグレードになっています。チューニング されたグレードとしてはもう一つ、2012年に「2.0GT ts」発売しました。
狙うのであれば、 STI がチューニングしたおすすめですが、 通常のGTでも充分に スポーティーな 雰囲気を味わうことができます。通常のGTであればEyeSight付きがおすすめです。
エクシーガ2.5i系
次におすすめなのが 2.5リットルエンジン を搭載した 2.5i系統 のグレードです。初めて登場したのは 2009年の 年末、NAのEJ25を搭載した「2.5i-S」が追加されました。EJ25 エンジンはEJ20ターボ よりも パワーは控えめで過激さは抑えられていますが 日常生活ではまったく問題のない走行性能と燃費性能を両立していました。2.5i系は多くのスペシャルエディションをリリースしています。
まず最初に導入当初から設定されていた「2.5i-Sアルカンターラセレクション」ですが、アルカンターラとレザーを組み合わせた専用シート、 本革巻きステアリングホイール など装備していました。また2011年には「2.5i-S Advantage Line」というグレードが発売されました。
前述のアルカンターラセレクションに加え、HIDヘッドランプや、クリアビューパック、アルミパッド付きスポーツペダルなども追加され、充実した装備を持っていました。2012年にはE型となり、 エンジンが新世代水平対向エンジンFB25に換装され、一部のグレードにはアイドリングストップも搭載されていて、燃費向上に貢献しました。この頃にはEyeSightもVer2となり、全車速追従機能付クルーズコントロール機能と合わせて、安全性と快適性を高めました。
また2012年後半には 特別仕様車の「2.5i spec.B EyeSight」 が追加されています。こちらのグレードは 脚廻りにビルシュタイン製ダンパーが装備され、廃止されていた2.0GTのスポーティなイメージを継ぐグレードとなりました。2.5i系統では、装備の充実度から「2.5i spec.B EyeSight」がおすすめのグレードと言えますが、 玉数が少ないのもありますが、 少し乗り心地が硬いかもしれません。
エクシーガのおすすめグレードは?それぞれの違いと選択ポイントを解説!【まとめ】
大きく分けると2Lターボと2.5Lのグレードがおすすめです。よりコンフォートな乗り心地を求めるのであれば 2.5Lの方をお勧めします。特にEyeSightを搭載しているグレードが、いいでしょう。
アクセルを踏まなくても、ブレーキを踏んで調整などしなくても前の車に追従して速度を自動的に調整してくれるクルーズコントロールも搭載していますので、 快適なドライブができるかと思います。またグレードではありませんが、エクシーガの後継モデルとなるクロスオーバー7は、デザインがよりクロスオーバーテイストになり質感が向上しています。ちなみに、クロスオーバー7には「X-BREAK」 という特別仕様が存在します。
こちらはフォレスターなどでもおなじみの特別仕様になります。エクシーガは残念ながら現在は販売しておりませんが、魅力的なグレードが複数ありますので、中古車で見つけたときは検討しても良いかもしれません。