今でも、ドライブが趣味という方は相当数いますし、余暇の過ごし方の代表例です。
ただ、身内でのドライブならともかく、友達同士やカップルでのドライブは、それなりに気を遣います。
何しろ、自動車の中は密室ですから、気まずい雰囲気になれば取り返しがつきません。
やはり、ドライブ中の話のネタは、慎重に選ぶ必要があります。
ただ、過度に緊張しては、せっかくのドライブも台無しになってしまいます。
重要なのは、盛り上がる質問を連発して、時間の経過を忘れさせることです。
そこで今回は、複数人でドライブに出かける際に使える会話術を調べてみました。
ドライブに限らず、日常生活でも使える雑談の極意も見えてきました!
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友達やカップルでのドライブにおける注意点
自動車でのドライブと公共交通機関での移動で決定的に違うのは、周囲の目があるかどうかです。
もちろん、ドライブでも交通事情に注意する必要はありますが、自動車の中はほぼプライベートな空間です。
そのため、ついつい羽目をはずし、失礼な態度や言動をとってしまう恐れも高まります。
もしそうなると、すぐに逃げられる場所もないので、大変気まずくなります。
話のネタや盛り上がる質問は、ドライバーと同乗者の双方が、適切な距離感を保ち、マナーを守る態度を共有してからの心配です。
*友達同士のドライブだからと言って安心しない!
親しき仲にも礼儀ありとは、よく言ったものです。
むしろ、親密な仲だからこそ、一歩間違えば関係が台無しになる恐れも高まります。
小学校以来の親友同士が、ドライブ中の会話で気まずい雰囲気になり、それ以来音信不通になったという話も聞きます。
18歳になって運転免許をとった途端、親友同士がそのような関係になるというのも、胸の痛い話です。
それだけ、ドライブ中の会話は特殊な雰囲気になりやすいということです。
まず、友達同士にせよカップルにせよ、同乗者の方はドライバーに感謝の念を伝えるようにしましょう。
ドライブに誘ったのがドライバー側だったとしても、自動車の運転には神経を使うため、それなりに疲れます。
そうした状況下で、ドライバーの感情を逆なでするようなことを言えば、もはや関係悪化は約束されたようなものです。
また、ドライバー側も、過度にイライラしないように注意しましょう。
あおり運転等の心理状態に関する研究によれば、自動車は密室で、周囲の目が気にならないため、優越感が過大になりやすいと言われています。
そのため、ドライバー側もつい上から目線で会話する恐れが出てきます。
*カップルでのドライブも節度が大切!
カップルでのドライブを想定する場合、男性が運転席で女性が助手席と無条件に設定することは、確かに今の世の中では問題があるかもしれません。
しかし、現実問題として、地方に行くほど車社会であり、運転免許を持っていない男性は低く見られる風潮が確実に残っています。
たとえば、運転免許は持っているものの、自家用車を持っていない男性が、彼女から「男らしくない」という理由でフラれたという話を聞いたことがあります。
都会に住む若者から見れば理不尽かもしれませんが、それが地方の現実です。
ましてや運転免許すら持たない男性は、就職すらおぼつかなくなります。
こうした話は、程度の差こそあっても、都会の若者の間でも若干残っているでしょう。
だからこそ、カップルのドライブには、より一層のデリカシーが求められます。
男女ともに、ドライブに誘ってくれた、あるいは付き合ってくれた相手への感謝を忘れないようにしましょう。
ここでも男女を区別するのはどうかと思いますが、女性は男性の仕草や言動を、本当によく見ているものです。
ですから、運転席に座ることの多い男性側も、過度な優越感は戒めるように注意しましょう。
特に、イライラしながら、あるいは文句を言いながらの運転は、絶対にNGです。
ドライブの話のネタや盛り上がる質問の選び方
ドライブは特殊な空間を作り出すという事実を、まずは認識しましょう。
そのうえで、話のネタや盛り上がる質問を注意深く選べば、長時間のドライブも楽しいものとなるでしょう。
*話のネタは共通の話題から選ぼう!
友人同士にせよカップルにせよ、なぜ仲良くなったのか、なぜ付き合い始めたのかを探れば、ほぼ間違いなく「共感」があります。
趣味といった軽い話題から、家庭や学校といった、ややシリアスな話題まで、そういった話題の中で共感し合える部分があったからこそ、仲良くもなり、付き合いも始まったはずです。
逆を言えば、お互いの感情を逆なでするテーマや物言いも、何となくわかっているはずです。
ですから、話のネタを選ぶ際は、お互いにわかり合える共通の話題から選ぶようにしましょう。
あるいは、ドライブの道中で目についた風景や、これから行こうとしている目的地に関する話題でもOKです。
とにかく、どんな場合であっても、絶対にネガティブな話題や他人の悪口が話のネタにならないよう、細心の注意を払いましょう。
*話のネタに困ったら盛り上がる質問を投げかけよう!
ここまでは、自分自身が会話を盛り上げる立場にあることを前提としてきました。
しかし、自分だけがそんな責任を負う必要はありません。
話のネタに困ったら、今度は相手に質問を投げかけてみましょう。
もちろん、その場合は盛り上がる質問である必要があります。
基本的には、先ほど述べた共感し合える話題に基づけば大丈夫でしょう。
ただし、念のため断っておけば、長い年月を経た友達同士やカップルならともかく、関係が始まって日も浅いような場合、プライベートに立ち入った質問や下ネタは厳禁です。
*終わり良ければすべて良し!
どれほど仲の良い友達同士やカップルであっても、話のネタが尽きる時は来ますし、盛り上がる質問にも限度があります。
たとえば、それは家族でも同じことですが、家族であればどうしますか?
恐らく、沈黙の時間になるはずです。
しかし、家族の中では許される沈黙も、友達同士やカップルでは気が重いという方も多いでしょう。
ただ、沈黙にも何種類かあり、何かに熱中している沈黙であれば、気分も害さないはずです。
ですから、ドライバーは運転に集中する、同乗者は景色を眺めながら考え事をするといった形で、ごく自然体で沈黙の時間も作ってみましょう。
きっとリフレッシュされ、新しい話のネタや盛り上がる質問も浮かぶはずです。
そして、ドライブが終わった際には、元気よく別れの挨拶をしましょう。
別れの挨拶が元気でさり気ないほど、好印象だけが残るという指摘もあります。
ですから、多少つまずいたことがあっても、最後は元気よく挨拶をして別れましょう!
ドライブの話のネタ【まとめ】
今回は、ドライブにおける会話術をテーマに、話のネタや盛り上がる質問を選ぶ際の注意点を検討してきました。
わかったことは、いずれのコツも日常生活で応用できるものばかりで、むしろそれができていない人はドライブに向いていないという厳しい現実です。
そもそも、ドライブは楽しむために行うのであり、不愉快な思いをするのであれば最初から行きません。
密室状態で移動するドライブは、お互いの真の人間力がさらけ出される状況なのです。
この点を肝に銘じ、それでもドライブに出かけたい、誘いたいという方は、今回見たような注意点を守りながら、ぜひ仲を深めるドライブにしてください!