トラックの寝る場所はどこ?仮眠室を快適にするグッズも紹介!

長距離トラックは年間で少なくとも10〜20万キロは走行します。

トラックドライバーの生活の中心はトラックの中にあります。

1度仕事に出ると早くても1週間は家に戻って来ることはできません。

こんな過酷な状況でドライバーの寝る場所はどこにあるのでしょうか。

今回はトラックドライバーがどのようにしてトラックの中で休息をとっているのか、快適に過ごすためのグッズ紹介や気になるトラックの室内について解説します。

睡眠は安全に運転するための重要な休息です。

トラックドライバーの寝る場所はどこにある?気になる仮眠室を解説!

トラックドライバーの寝る場所は室内に存在します。

国産車には2種類あり、運転席の後方か頭上に仮眠室が設けてあります。

それぞれに特徴があり、積める荷物の量にも違いがあります。

*仮眠室が運転席後方の場合

・寝台が後方のため移動が楽
運転席からそのまま寝台に寝ることができる

・標準キャブのため室内空間を広く使える 
座席のリクライニングを自由にできるためゆったりと室内で過ごせる

・寝台のスペースが広くない
寝返りを打てるぐらいのスペースしかないため足を広げることができない

*仮眠室が頭上の場合

・寝台に上がるための移動がめんどくさい
2階建のような作りになっているので梯子などでの移動が必要

・寝台が広い
休息するためだけの空間なのでスペースが広い 

・運転席との空間が完全に別のためプライベート感がある
キャブの上になるため外からの視界が届かない

・気候や天候の影響を受けやすい
高所で天井が低いため雨風の音や外気温の影響を受けやすい

・ショートキャブのため荷台のスペースを広くとれる
キャブの室内空間が狭い分、荷箱の長さを取れるのが最大のメリット

・運転席のリクライニングができない
運転席後方のスペースが無いのでリクライニングできない

市場のほとんどの車両は標準キャブ使用になっています。

トラックのエンジン音は確認必須!寝る場所への影響は?

トラックのエンジンは運転席の真下にあるためエンジン音が心配されます。

最新のトラックのキャビンは遮音性が良いため基本的にはそこまで気になることはありませんが、トラックメーカーによってエンジン音に違いがあります。

私が以前勤めていたトラックメーカーは1番エンジン音が静かでした。

誰が聞いても分かるような音なのでドライバーから静かで良いと声をかけられることもありました。

この音の違いは室内で過ごす場合快適さに大きく影響することでしょう。

トラックを選ぶ際は必ずエンジン音を確認して下さい。

トラックの寝る場所を最高の仮眠室に!オススメグッズを紹介!

ドライバーはトラックの仮眠室を快適な寝る場所にするため、色々なグッズを使ってより良い空間を作り出しています。

私も整備の現場で数多くのトラックを見てきましたが、まるでひとつの部屋のような作りをしているトラックもありました。

ここでは実際に見てこれは良いと思ったグッズを紹介したいと思います。

車載エアコン

トラックにも家庭用のようなエアコンがあります。

キャビンの後方に取り付けるタイプで室外機も存在します。

走行時ではなく待機中や仮眠をとる時に使用するものです。

エンジンをかけていなくてもある程度の時間であればバッテリーの電力を使用して作動させることが可能です。

騒音問題や燃料の節約につながるので導入する事業者も増えています。

デメリットはコストがかかることです。

初期の導入費用やバッテリーサイズを通常よりも大きくするので部品代が高くなります。

室内フラットキット

名前の通り室内をフラットにできるキットです。

これを使用すると室内にフラットな床ができるためまさしく部屋になります。

トラックの寝る場所を広くするのにぴったりです。

私がトラックに乗るなら真っ先に取り付けたいグッズです。

ネットでも簡単に購入できるので是非チェックしてみて下さい。

遮光カーテン

トラックは視界が広いため見通しを遮るものが必要です。

遮光カーテンは視界と光を遮ることができます。

通常のカーテンではなく遮光カーテンを使うことで昼間でも質の良い睡眠をとることができます。

質の良い睡眠とプライベートな空間を作り出すために欠かせないアイテムです。

トラックの寝る場所はどこ?【まとめ】

24時間昼夜を問わず走り続けるトラック。

荷物を運ぶだけではなく積み下ろしの作業も待っています。

トラックドライバーは決して楽な仕事ではありません。

トラックドライバーにとって最高の寝る場所はトラックの中にあります。

最高のパフォーマンスで次の業務に入るために、トラックでの生活を快適にするのもドライバーにとって大切なことです。

質の良い睡眠をしっかりとり、次の運行も安全運転を心掛けましょう。

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